何かと話題のコメですが、ここにも中東情勢の影響が出ています。
三重県東員町の「斉藤來洲(さいとうらいす)」。約60ヘクタールの田畑でコメ作りなどに取り組み、4月末にはコシヒカリの苗の田植えを行いました。(斉藤來洲 齊藤啓太さん)
「天候に恵まれて順調に進んでいます。水不足が少し懸念されていたが、田植えの前に雨が続いたので今のところ水の問題も影響なく、順調に作業は進んでいます」
その一方で、イラン情勢の影響については…
(齊藤さん)
「軽油に関しては少しずつ値が上がってきているので、影響は出てくるのかなと」
農機具類の燃料「軽油」数か月で1割ほど高騰
コメ作りになくてはならない農機具類は軽油が燃料で、年間約1万5000リットルが必要だといいます。軽油の価格はイラン情勢の悪化を受けて、ここ数か月で1割ほど高騰。斉藤來洲の経営を圧迫しています。(齊藤さん)
「収穫のコンバインが一番軽油を使うので、その辺は一番軽油代がかかる」
Q.8~9月には情勢が落ち着いてほしい?
「安定してくれるとありがたい」
コメの生産量を調整 田畑の半分で麦や大豆を生産
さらに、こんな影響も…
(齊藤さん)
Q.何を育てている?
「“減反”で麦を作っています。今年はこの畑が麦で、麦を収穫し終わったあとに大豆を栽培する」
斉藤來洲では、コメの生産量を調整する「減反」で、所有する田畑の半分を使って2年おきに麦や大豆などの穀物の生産も行っています。
肥料の一部に中東産の石油由来の原料が…
ところが…
(齊藤さん)
Q.大豆栽培に中東情勢の影響は?
「6月1日くらいから肥料会社からの通達で『何割か値段が上がりますよ』と。基本的に原料が日本にないので、原料を海外から輸入して、それを日本で加工するのが基本的な流れ」肥料の一部には中東産の石油由来の原料が使われています。取引する会社からは原料の輸入が滞っていることを理由に、今年3月末に値上げの通達がありました。そこで、コメと麦はストックしていた肥料でなんとかしのぎましたが、7月から栽培予定の大豆については、肥料のストックはなくなっていると予想されます。肥料の値上げは痛いところです。
「生産費は上がるのに米価が下がるのはおかしい」
このように、多くの農作物にかかる経費がかさむ一方で、コメの小売り価格は下がってきました。農林水産省によりますと、4月27日から5月3日までにスーパーで販売された5キロあたりの平均価格は、前の週より46円安い3796円。2週連続の値下がりです。背景にあるのは、在庫が増えたことで安売りする動きが加速していることなどが考えられます。
(齊藤さん)
Q.令和8年産の新米価格は?
「去年より確実に下がりますね。去年より生産費は上がっていくのに米価は下がっていくのはおかしな話。農家自身も適正な量を作る。(在庫が)溢れかえって安くなるようではダメなので、その辺は僕たちも考えなくてはダメですし、消費者には値段は今ぐらいの据え置きで買っていただきたい」
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2664078
中東情勢が“コメ”にも影響 肥料は値上がりもコメは値下がり… 「生産費は上がるのに米価が下がるのはおかしい」
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