中東情勢を受けた国内での「ナフサショック」の現実。品不足など美容院への直接的な影響はまだこれからですが、塗装業界はすでに危機に直面していて、5月を乗り切れるのかが当面の焦点になりそうです。(大石邦彦アンカーマン)
27日に取材した名古屋・西区にある「丸武塗装」では、取り扱っているシンナーはアメリカのイラン攻撃前と比べて、4月1日出荷分から仕入れ値が約50%アップ。5月10日出荷分からは約100%アップ。イラン攻撃前と比べほぼ2倍にまで仕入れ値が上昇しています。さらに、保護フィルムは7月1日分から20%以上の値上げ、養生する際に必要なマスキングテープも7月1日から20%以上の値上げが決まっています。詳しい値上げ価格はこれから決まるそうですが、中東情勢に進展がなければ、さらなる値上げは避けられそうにありません。
「シンナー不足は改善されていない!」
4月16日、中東情勢に関する関係閣僚会議では「シンナーメーカーからの出荷量が回復。解消に向かいつつある」との認識を高市総理も示しました。
では、実際はどうのなのか。全国2300の塗装業者が加盟する「日本塗装工業会」に聞いたところ、「シンナー不足は改善されていない!シンナー・塗料の確実な供給確保を国に要望したが状況は変わらず」と話していました。つまり、政府の現状把握と現場の実態には、ズレが生じていることが見えてきました。
「オイルショックの時の方が、まだマシだった」
では、川下にあたる塗装業者よりも、川上のシンナー製造会社はどうなのか?
名古屋市に本社がある「三協化学」に聞いたところ、シンナーを製造するのに必要なトルエンやキシレンを石油化学メーカーから入手できないため、既存客を最優先し新規での販売は停止しているとのことです。
川上でも解消していない品不足、これは一部で起きている現象なのかは分かりませんが、三協化学のベテラン担当者は「オイルショックの時の方が、まだマシだった」と話しており、今の現場の厳しい実情を物語っています。CBCテレビ「チャント!」2026年4月27日放送より
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2628412
深刻なナフサショック… シンナー値上げ・品不足も 政府の現状把握と現場の実態に“ズレ” 「オイルショックの時の方がマシだった」
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