中東情勢の緊迫化は、原油価格の高騰だけではなく、日本の医療現場にも影を落としています。体の内部を撮影するMRI。例えば脳卒中や脳梗塞を診断するときなどには、必ずMRIが必要となります。
MRIの装置は強力な磁石を使っているため、常に低温に保たなければなりません。
その冷却に使われているのが液体ヘリウムで、今、このヘリウムの供給に不安が広がっています。背景にあるのは、イランによるカタールのLNG、液化天然ガス関連施設への攻撃です。ヘリウムは天然ガスの生産過程で得られる資源。供給は中東情勢に大きく左右されるのです。
さらに、供給不足が長期化すれば、検査そのものにも影響がおよびかねません。
「半導体、光ファイバー、それから自動車…」
(名古屋工業大学物理工学科 大原繁男教授)
「こちらが気体の状態のヘリウムを液体にする“液体機”という装置」
名古屋工業大学で、超伝導などを研究する大原繁男教授にヘリウムについて取材すると…
(大原教授)
「半導体、光ファイバー、それから自動車。これらはみんなヘリウムを利用しています。(ヘリウムがないと)産業として立ちゆくことが難しくなる」
かつて「ヘリウムの一滴は血の一滴」と言われた
大原教授も中東情勢の悪化を心配しています。
(大原教授)
「ヘリウムでしかできないこともたくさんあるので、私たちの先進的な生活そのものが大きな影響を受けることになります」かねてから地球規模でのヘリウムの枯渇には警鐘を鳴らしてきたと言います。
(大原教授)
「私たちが学生の頃は『ヘリウムの一滴は血の一滴』。それくらい大事に使いなさいと。カタール(からの供給)がなくなってしまうということは、世界の供給の35%が消えてしまうということになる。これはもう大変な量」
一方で「リサイクルして使うということが推進されるチャンス」
大原教授によると、アメリカとカタールだけで世界の約8割のヘリウムを生産しているため、戦争の長期化は、世界中の医療や産業に影響を与えるといいます。研究者としての思いは…
(大原教授)
「リサイクルして使うということが推進されるチャンスにも捉えられる。日本のような資源のない国の進むべき道になる」
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2553970
中東情勢で“ヘリウム供給”にも不安 「先進的な生活そのものが影響」 医療現場や半導体でも活用… カタールとアメリカが約8割生産
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ