去年、停電で大規模な被害が出た岐阜市の中央卸売市場で、再発防止に向けた新しいゲートが出来ました。しかし、現場を訪ねるとまだまだ課題が…
威勢のいい声が飛び交う岐阜市の台所、中央卸売市場。毎朝、多くの仲買人が集まり、新鮮な魚や野菜が取引されています。(岐阜魚介 武藤康裕常務取締役)
「(色が)黒か赤か分からない魚は買えない。停電の時はひどい色だったので、やっぱり電気のおかげやね。電気は大事、つくづくそう思うよ」
8か月前、この場所は「真っ暗」になっていたのです。
暗闇に目利きのプロもお手上げ
(柳瀬晴貴記者 2025年7月)
「停電の影響で建物は暗く、車のライトを照明代わりに使っています」
去年7月、市場の広い範囲が停電しました。競りは暗がりの中、懐中電灯やスマートフォンの明かりだけを頼りに行われました。この時ばかりは、目利きのプロたちもお手上げ状態。
(仲買人 2025年7月)
「一回もきょう包丁触っていません。暗くて触れんもん、うちらの仲買は。どうしていいか分からん。初めての経験なので」
停電の原因は“交通事故”
停電の原因は、場内で起きた交通事故。荷台を開いたまま走っていた大型トラックが、施設内の高架にぶつかり高圧電線が切れたのです。停電は1週間続き、市場では水槽の魚が全滅。電子システムもストップし、被害総額は数億円にのぼりました。
大規模停電から8か月。改めて現場を訪ねてみると。
(記者 3月13日)
「事故のあった高架の手前にゲートが設置されています」
岐阜市は、高架の手前に衝突を防ぐ鉄骨ゲートを整備し、先週完成しました。整備費約2700万円。高さ制限を示す表示板や警告灯も取り付けられています。
事故の第一発見者は…
事故の第一発見者となった卸売業者の男性は、当時をこう振り返ります。
(事故の第一発見者)
「音がすごくて、外に飛び出したらトラックがぶつかっていた。真っ暗です。電気も何も見えない。どーんと音がして30秒~1分くらいで全部消えました」
再発防止の取り組みが進む一方で、こんな心配も。
(事故の第一発見者)
「最近トラックのマナーが悪くなってきている。本当にここ1~2か月くらいです。なかなか直らないと思います」
場内を猛スピードで走る業者
市場に出入りするトラックやフォークリフト。その運転マナーがここ数か月、特に悪いというのです。
(記者)
「ものすごく速いスピードで進んでいます」取材中にも、狭い場内を猛スピードで走る車が。市場内は公道ではありませんが、時速20キロの制限速度が設けられています。
(市場関係者)
「場内をもうちょっとゆっくり走ってもらいたい。いろんなトラックやフォークリフトが走っているので…」
運転手「近場の荷物を運ぶだけ」
さらに、荷台の一部を開けたまま走るトラックも。
(市場関係者)
「ああいう車はよく見かける。ちょっとした移動だからという頭でいるのだろう。閉めるだけのことが面倒なのだろうね」運転手に話を聞くと…
(トラック運転手)
Q.パネルを開いたまま走っていたが?
「近場の荷物を運ぶだけだから。僕のチームはそういうやり方なので、(開けたまま)公道を走ることもある。黙認やな今のところ」
Q.荷物が落ちるのでは?
「それもある時はある。ほとんど、それは気を付けている」
停電事故後も場内で7件の事故…
停電事故のあとも、場内では7件の事故が発生しています。岐阜市も、場内の運転マナーの悪さを10年以上前から把握していて、これまで何度も注意を呼びかけているといいます。
(市場長)
「正直マナーやモラルは課題があると思っている。周路・営業環境の改善に向けて取り組みは継続している」
停電から8か月。ゲートが完成した今、運転マナーの改善も求められています。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2532963
事故で停電“魚も全滅” 岐阜の卸売市場に再発防止の新ゲート でも猛スピードの車が…“最近特に悪い”運転マナーの実態
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