岐阜県高山市が大手旅行予約サイトのレビューをもとにした「世界で最も居心地の良い都市10選」に選ばれました。「居心地の良い」といえば、愛知県田原市も目指すところです。
渥美半島の先端に2020年11月に湧き出た「伊良湖温泉」。市は「日本一新しい温泉」とPRしています。(温泉ソムリエ・ 伊良湖オーシャンリゾート 川口瑞稀さん)
「湯あたりがしにくく、弱アルカリ性でクレンジング効果もあり、『美肌の湯』とも言われている。塩分を含んでいるので殺菌効果もあり、『傷の湯』とも言われている。2022年からホテルで使えるようになったが、『温泉なんだね』と喜んでもらえるようになった」
伊良湖温泉は“知名度44.5%”
市内には、100円で約34リットルの温泉を持ち帰ることができる自動販売機もあります。
(田原市観光課振興係長 河邉康行さん)
「徐々に知名度は上がっている。伊良湖温泉をもっと色んな人に知ってもらうことが一つの課題」
田原市の調査(2024年)では、草津・有馬と並び、日本三名泉に数えられる下呂温泉の知名度は91.5%ですが、伊良湖温泉の知名度は44.5%。知名度UPが課題です。
「食べられる温泉」で話題作り
そこで、盛り上げに立ち上がったのが、地元で食品加工会社を手がける藤井恵美子さん。伊良湖温泉の温泉水と渥美半島の海水を配合した塩を作り、「伊良湖塩結び」という名前で、2月に発売したばかりです。
(雅風 藤井恵美子さん)
「地域のために役立つ塩になったら。お土産で渡してもらうことで、(この塩が)縁を結んで、伊良湖に行ってみたいと思ってもらえたら」
古墳時代から盛んだった「塩作り」
実は、伊良湖の塩作りの歴史は大変深いと言います。
(田原市文化財課 天野敏規課長)
「古墳時代の中頃から平安時代にかけて、塩作りが盛んに行われていた。(当時は)土器を使って塩を作っていた」
平城京に塩を納めていたことを示す、木簡も見つかっています。2025年12月、田原市内では温泉塩作りの体験会も行われました。土器で作っていた頃の塩作りにならい土鍋で作る塩。海水からつくった塩と、温泉水を配合した塩を食べ比べてみると…
(渥美フーズ 菅井滉介店長)
「温泉塩の方が味が濃い」
(みうらや製麺 三浦大輔工場長)
「うちの商品で作ってみて、どんな味になるのかやってみたい」
温泉塩を使った商品開発も
体験会に参加していた地元の店では早速、温泉塩を使った商品を開発する動きも。渥美フーズでは、温泉塩を使った塩パンを4種類試作。
(スタッフ)
「塩加減がちょうと良い。パンでもあるし、塩があることでお惣菜みたい」
(菅井店長)
「この塩の名前が『塩結び』なので、(この形が)一番お気に入りだが、どれも良くて悩む」また、温泉塩を使ったクラフトビールの製造も進んでいます。
(渥美半島醸造 川合崇浩醸造長)
「海が周りにあるので、いつかはやってみたいと思っていた」
「食べられる温泉」が新たな観光資源に
さらに、みうらや製麺では、田原市産の小麦と温泉塩を合わせたうどんを試作。
(みうらや製麺 三浦大輔工場長)
「しっかりとした、おいしいうどんになっている。皆さんに食べてもらえるように、商品として提供していけたら」「伊良湖塩結び」は、田原市内の道の駅などで販売されていますが、“食べられる温泉”が新たな観光資源になり、居心地の良さにも繋げていけるか…
地元は意気込んでいます。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2503471
“日本一新しい温泉”伊良湖温泉 知名度UPに苦戦も“食べられる温泉”で地元を盛り上げる 「温泉塩」が新たな観光資源に 愛知・田原市
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