中に入れないままの名古屋城。止まったままの木造復元計画は、どうなるのでしょうか。(名古屋市 河村たかし前市長 2013年)
「天守閣は絶対復元せないかん」名古屋城天守閣の木造復元計画。河村たかし前市長の肝いり事業で、早期に実現できなければ「関係者は全員切腹」とまで言い切り、当初は2020年に完成予定でした。
8年前、取り壊しに向けて閉鎖された天守閣。しかし、2026年現在も中に入ることはできません。
障害者に対する差別発言が問題に
工事が遅れている理由の一つが「バリアフリー問題」です。
バリアフリー対応をめぐり、障害者団体と忠実な復元にこだわる河村前市長が激しく対立。名古屋市は柱やはりを傷つけない策として、昇降機を設置する案を示しましたが…(障害者団体2022年)
「市長という公の立場の人であれば、誰もが住みやすい、差別のない社会を目指すよう発信してほしい」議論が平行線をたどる中…3年前、名古屋城木造復元事業の市民討論会で、障害者に対する差別発言が問題となりました。河村前市長や職員らの人権意識の希薄さが背景にあると指摘され、市はこの問題の検証が終わるまで木造復元計画をストップしていました。
広沢一郎市長「完成までは7~8年、遅くても10年以内」
そして、おととし9月、検証委員会がこの問題の最終報告を取りまとめ、バトンは河村前市長が後継指名した広沢市長に渡されました。(名古屋市 広沢一郎市長)
「着工までは任期中の3年以内にできる。完成までは7~8年、遅くても10年以内という見通し」木造天守の完成がいつになるのか…何年も足踏みの状態でしたが、きょう、ついに動きが…?
小型の「昇降機」を試作…上層階までの設置目指す方針
きょう、2年8か月ぶりに開かれた市民説明会。名古屋市は、名古屋城を「木造で復元」する基本方針を改めて説明しました。しかし、総工費がどれだけ増えるのか、完成はいつになるのか、具体的な見通しは示しませんでした。(名古屋市の担当者)
「今度事業が進捗して、完成期限が定められる段階となったら、改めて計画を皆様にお示ししたい」
また、問題のバリアフリー対策で、名古屋市は小型の「昇降機」を試作した上で、できるだけ上層階までの設置を目指す方針を説明しました。
「なんで小型のもの(昇降機)しかダメなのか」
一方、きょうの説明会では事前に募集した質問だけを扱い、当日の質疑は受け付けませんでした。
(市民団体の代表)
「なんで小型のもの(昇降機)しかダメなのかということを明確に我々に説明されないままに ずっと来ているという、それが一番大きな問題」名古屋市は、今後あわせて5回ほど「当事者との対話」を予定しているということです。(名古屋市 広沢一郎市長)
「いろいろと意見を各方面から伺い、最終的には私が『このような方針でいかせていただきます』と」
大幅に遅れている名古屋城の木造復元。全体計画のとりまとめは、2027年度以降となる予定です。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2461675
“中に入れない”名古屋城 河村たかし前市長肝いりの「木造復元」どうなった?2年8か月ぶりの市民説明会 全体計画取りまとめは2027年度以降
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