中部電力浜岡原発再稼働に関わるデータ不正問題で、原子力規制委員会は中部電力に不正に至った経緯などを報告するよう命令書を手渡しました。今回の不正は、重要かつ深刻と見ています。(中部電力 林欣吾社長)「本当に申し訳ありませんでした」
1月5日。1年のはじまりとともに、かつてない衝撃が広がりました。中部電力・浜岡原発の再稼働に向けた審査で、データの不正操作が発覚したのです。原子力規制委員会は中部電力への立ち入り検査を決めました。
(原子力規制委員会 山中伸介委員長 14日午前10時半ごろ)
「(浜岡原発の)許可取り消しも考えられる」
「捏造または改ざんにあたるもの」
中部電力が明らかにしたデータの不正操作。問題となったのは静岡県御前崎市にある浜岡原発3号機と4号機の再稼働に向けた審査です。
浜岡原発は、原子力規制委員会による適合審査を受けていましたが、中部電力は耐震設計の基準となる「基準地震動」の策定に関して、データを意図的に過小評価した疑いがあると発表したのです。(原子力規制委員会 山岡耕春委員 7日)
「捏造または改ざんにあたるものだと考えていて非常に重大で誠に遺憾」この基準地震動の策定は、施設の耐震性を確保する上で最も重要な審査項目。事態を重く見た原子力規制委員会は14日の定例会合で、中部電力に対し原子炉等規制法に基づく「報告徴収命令」を決定。これは重大な事案が起きた際に出され、不正に至った経緯や原因、是正措置などを報告するよう求めるもので、虚偽報告をした場合は罰則の対象となります。
中部電力に“命令書”が手渡される
14日午後4時には、中部電力の豊田哲也原子力本部長に命令書が手渡されました。
(中部電力 豊田哲也原子力本部長)
「再発防止対策も含めてしっかり確認して評価し、それに対して対応していくことがまず第一」
さらに。
(原子力規制委員会 山中伸介委員長)
「全社的に徹底的に検査するように指示したところ」原子力規制委員会は、早ければ今月中にも中部電力に対して立ち入り検査を行うことを決めました。必要があれば浜岡原発にも立ち入る予定だということです。
また、今後の審査については「申請書の信頼性を疑わざるを得ない」として、一部を除き改善が確認されるまで審査を行わないとしています。(原子力規制委員会 山中伸介委員長)
「不正そのものが行われたことは確実ですし、国際的な安全原則を中部電力が無視したということには変わりない」
中部電力の林社長は、15日原発が立つ御前崎市など地元の4つの市を訪問し説明と謝罪をする予定です。原子力事業そのものへの信頼が損なわれた今回の事案。浜岡原発の再稼働に向けた道のりは極めて険しくなったといえそうです。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2401048
「国際的な安全原則を無視した」浜岡原発再稼働に関わるデータ不正問題 原子力規制委員会は経緯などを報告するよう中部電力に「命令書」手渡す
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