1人の男性のもとにかかってきた「1本の電話」。「詐欺グループのマネーロンダリング事件の捜査を進めており…」
声の主は、警察官を装った「特殊詐欺の犯人」で、こう続けます。
「資金洗浄が行われた可能性がありますので、もしこれを放置してしまうと、この資金洗浄の罪が成立するだけでなく…逮捕起訴される場合がある」
この音声は、3月に三重県警が公開したもので、犯人は「逮捕」という言葉で男性の不安をあおり、言葉巧みにだまそうとします…実は。
(三重県警 生活安全企画課 居附竜司次長)
「過去10年間で被害件数、被害額ともに最高ということで、かなり被害が増えている」三重県内の去年1年間の特殊詐欺による被害件数は274件。
被害額は約7億円に上り、過去10年で最多になりました。
また、愛知県では1357件、27億円以上の被害。
岐阜県は287件で、5億円あまりの被害。
三重県警は「特に高齢者がだまされる被害が後を絶たない」と言います。
80代被害女性「娘は詐欺だとわかりましたが、私はわからなかった」
この津市の80代の女性も、特殊詐欺の被害者。
(被害にあった80代女性)
「(金融機関の)店長と思い込むようなお話でした。後ろを見たら、職員を騙る男がスーツ姿で立っていたので、その人にカードを渡しまして…」
女性の話では去年6月、金融機関の店長を名乗る男から電話で「振り込みをするのに手続きが必要」などと言われ、その直後に自宅にやってきた別の男にキャッシュカード2枚を封筒に入れて手渡してしまい、結果、現金40万円を引き出されたとのこと。
(被害にあった80代女性)
「人を安易に信用してはいけない。疑ってかからないといけないんだなと思いました」
報道陣の前で赤裸々に語った女性…これが「詐欺」だと気付いたのは自分ではなく。
(被害にあった80代女性)
「すぐに、娘は詐欺だとわかりましたが、私はわからなかった」
犯人たちの主なターゲットは高齢者…街の人たちは。
(80代女性)
「(被害に)遭いそうになったことあるよ。お金の話だとか、『何か当たりましたた』とか。とにかくいい話してくるわ、ちょっと儲け話を」
(76歳男性)
「子どもが困っているという電話ですよね。オレオレ詐欺。ちょっと声が違うし」巧妙化する特殊詐欺の手口。
三重県警は、通話を録音したり警告したりする機器を無償で貸し出すなど被害にあわないよう啓発を続けていますが、ことしに入っても被害は収まらず、2月末までに34件、被害額はあわせて約6800万円に上っています。
(三重県警 生活安全企画課 居附竜司次長)
「本人が注意するのは当然だが、家族、知人など身近な人が特殊詐欺についてそれぞれが気を付けることが大事」
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/1109740
被害女性は「娘は詐欺だとわかりましたが私はわからなかった」急増する特殊詐欺の被害 不安をあおる電話
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