この時期は“細菌性の食中毒”に注意
食中毒と一口に言ってもいろいろな種類があり、例えばノロウイルスなどによるウイルス性のもの、アニサキスなど寄生虫由来のもの、その他、ふぐ毒や毒キノコといった自然毒化学物質というものがあります。
気温や湿度が高くなるこの時期に特に注意が必要なのが、サルモネラ菌やウェルシュ菌といった細菌性の食中毒ということです。
“2日目のカレー”は美味しいですが…
2日目のカレー、とろみや甘みが増して美味しいと言いますが、そのまま放置すると危険なんです。
原因は加熱後そのまま放置することで菌が増えること。
食中毒の危険性が高まりますのでご注意ください。
加熱後すぐに食べない場合は、90分以内に4℃まで冷やしてください。冷蔵庫が大体2℃から5℃くらいと言われています。
とはいえ熱々のカレーを一気に4℃までというのはかなり難しいと思います。そういったときには、底が浅い容器に小分けにして冷ますのが便利です。
鶏肉は洗わないで…
その他、鶏肉にも注意が必要です。「鶏肉は洗わない方がいい」とご存知の方も多いと思いますが、このそもそもその理由は、肉を洗った水に食中毒菌がついてしまうことがあり、その水がキッチンの中ではねたり、さらに食材に付着してしまって汚染されるおそれがあります。
これを防ぐ方法として、鶏肉は洗わないほうがいいということなんです。
さらに、鶏肉を扱った調理器具は熱湯で洗浄をしてください。
サラダなどで食べる野菜と、肉を切る調理器具は分けるといったこともことも大切です。それが難しい場合は肉を一番最後に切るといった方法もあります。
“煮出し麦茶”は要注意!
夏の麦茶にも注意が必要です。
麦茶を煮出して作り、そのまま常温で長時間放置すると菌が増えてしまいます。ですので、煮出したらすぐに冷やすようにしてください。
この時期は麦茶を作って常備しているという方も多いと思います。ご注意をお願いします。
「食中毒警報」去年は6月と8月に
これから夏にかけて「食中毒警報」というものが出されることがあります。
警報が出たら特に気をつけるようにしてください。
ではどんな条件のときに出されるのか。主なものでは、気温30度以上が10時間以上継続する、もしくはそれが予想される場合。
また、湿度90%以上が24時間以上継続、もしくは予想される状況になると食中毒警報が出されます。
ちなみに、名古屋市では去年、6月27日と8月1日に警報が出されました。
真夏ではない梅雨の時期でも、やっぱり出るんだということを心に留めておく必要があるんです。
ちなみに、細菌が一番繁殖する気温は30℃~37℃ぐらいということです。
では警報が出たときは、具体的にはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。
具体的にこういったことを気をつけてください。
・なるべく早く食べる。出されたらすぐ食べる
・十分に加熱する。加熱し続けることが大事。
・よく手を洗う
・冷蔵庫の温度は10℃以下
・冷蔵庫に食品を詰めすぎない。詰めすぎてしまうと、冷蔵の効きが悪くなる。
・新鮮な材料を使う
・キッチンや食器などを十分に洗浄・消毒し、常に清潔に保つ
・十分に休養を取る。これは自分自身の“免疫を上げる”ということです。
食中毒患者 去年は「愛知県」が最多
去年、食中毒がどのぐらい出たかというと、全国で6856人です。実は全国最多は愛知県で573人。138人となっています。なぜ愛知が多いのか、専門家や行政にも聞きましたが明確な理由はわからないとのことでした。岐阜が14位の185人で、三重が25位で70人となっています。
過去の例では、仕出し弁当店でも出ています。もちろん仕出し弁当店は、非常に気を遣っているんですが、大量にお弁当を作る際に、やはり弁当を置いておかずを増やしていったりすると常温で置いている時間が長くなり、食中毒が発生してしまうケースがあるいうことです。
ちなみにテイクアウトの場合はその場で作ってすぐに渡すので、食中毒が起きにくいという現状もあるんです。受け取ったら、なるべく早めに食べるということは私たちも意識したいですね。
そして忘れてはいけないのは、細菌は冷蔵庫でも増えるということなんです。細菌は低温でも増え続けます。ですので、冷蔵庫に入れたらもう安心だとは思わずに、冷蔵庫に入れてもすぐ食べるように心がけてください。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/563731
サルモネラ菌にウェルシュ菌…今の時期は細菌性の食中毒に要注意 “2日目のカレー”を食べるなら1時間半以内に冷蔵庫で4℃まで冷やして 【スタジオ徹底解説】
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