新型コロナの患者ではない「一般の救急搬送の患者2人」が、ベッドが満床で搬送先が見つからず、心肺停止状態になったと名古屋市が発表しました。
「コロナじゃない人が救急車で受け入れられなくなる。申し訳ない」
(名古屋市 河村たかし市長)
名古屋市で1月、新型コロナの感染者ではない一般の救急患者が、病院から受け入れを断われるケースが相次ぎ、高齢者2人が心肺停止の状態になっていたことがわかったのです。
名古屋市内に住む60代の男性は、24日夜に体調不良を訴え自ら119番通報。救急隊は市内の10か所の医療機関に受け入れを依頼しましたが、ベッドに空きがなくすべて断られました。
男性は搬送中に心肺停止に。結局、通報から1時間以上経ったあとに、名古屋市以外の医療機関に到着しました。
また、1月22日には、名古屋市内の70代の女性が救急搬送中に市内の8つの医療機関から受け入れを断られ、心肺停止の状態になりました。こちらも1時間以上経ってから病院に着いたということです。
心肺停止となった2人の現在の容体について、名古屋市は明らかにしていません。
名古屋市消防局の担当者は。
「最近になってからの状況は、コロナではない一般の方も病院が決まらない。現状のままであれば、同じような事案が発生しないとは言えない」
(名古屋市消防局・救急課長 鳥居太さん)
心肺停止になった2人のように、医療機関から受け入れを3回以上断られ、消防が現場に到着してから30分以上搬送できないことを「搬送困難事案」といいます。
名古屋市ではこうした事案が、去年の年末から実に214件起きていて前の年の3倍以上になっています。
新型コロナの患者急増で、コロナではない一般の病床にも空きがなくなっている深刻な実態。名古屋市民は。
「自分がそうなったとき、すごく不安」
「大変な時だから、そういうこともあると思うが、一人の人間として扱ってほしい」
「もう少しちゃんと予算を組んで、病床数を増やして同じことが起こらないようにしてほしい」
(名古屋市民)(26日21:38)
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ベッド満床…コロナではない患者の救急搬送先が見つからない 名古屋
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