東日本大震災の発生から12年。岩手県陸前高田(りくぜんたかた)市の復興に向き合ってきた名古屋市が、新たに力を入れる支援、キーワードは「海の幸」です。
陸前高田市から直送されたプリップリのカキに特大サイズのホタテ。
(訪れた客)
「めっちゃうまい」
「大きいホタテなのでここでしか食べられないと思う」名古屋市が開いた友好都市、陸前高田市との交流イベントには、三陸の海の特産品などが並び、多くの人で賑わいました。
「丸ごと支援」派遣職員は2022年度 1人に…
(2011年 名古屋市 河村たかし市長)
「陸前高田の街作りに全面的に全市あげて、そのままそっくり協力に行く」
名古屋市は、震災直後に職員144人を陸前高田市に派遣し、「行政丸ごと支援」と称して、サポートを続けてきました。派遣する職員の数はおととしは6人。去年は1人に。その一方で、新しい支援の柱のひとつに位置づけられたのが「経済支援」です。
カギとなるのは“カキとホタテ”
三陸海岸の一角にある広田湾(ひろたわん)。プランクトン豊富な漁場で育ったカキやホタテは身が大きく、特にカキは東京の豊洲市場でも1キロ5500円で取引される最高級品です。(CBCテレビ「チャント!」大石邦彦アンカーマン 2月)
「めちゃくちゃうまい。カキのジュースというか、エキスがまんま入っている」
震災直後は、がれきに埋め尽くされていた漁港も、いまは元の姿を取り戻しました。しかしある問題が。
(広田湾漁業協同組合 戸羽新二さん)
「震災後になってみんなで一緒に頑張っていかなければならない、売っていかなければならないという思いが強くなってきた。
『広田』の2文字を有名なものにしよう、豊洲市場で売るだけではなくて、直で送って買っていただける、お客さんに直接いいものを送るシステムにしたい」
せっかくの良質な海産物も、知らせる手段が限られ広まらないこと。また、震災直後から街の人口減少が加速し、後継者不足にも頭を抱えています。
名古屋と陸前高田は“新たな関係”へ…
そんな中、名古屋市の河村市長は。
(名古屋市 河村たかし市長 2月2日)
「産業の交流ができるといい。やっぱり陸前高田はうまいカキが食べられるし、一次産業でしょ。名古屋は消費地だから、そういうことが味わえるといい」陸前高田の新鮮な海産物を名古屋で消費し、「経済を回すこと」に力を入れることにしました。
陸前高田市の佐々木拓(ささきたく)市長も。
(陸前高田市 佐々木拓市長)
「今後は食・文化・産業などで関係が深くなればすごく楽しい」そんな中、名古屋市東区のオアシス21で3月18日に開催された、陸前高田の豊かな海の幸を楽しめるイベントでは。
(訪れた客)
「こういう交流がないと、百貨店などでしか食べられないのでありがたい」
(ぶらり気仙 鍛治川直広さん)
「海産物の質はいいので、消費してもらう街として名古屋市がより一層、民間レベルで経済でつながるのはありがたい」地元特産の海の幸に、復興への願いを託します。名古屋市と陸前高田市の関係は、新たな段階に入っています。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/388641
キーワードは“カキとホタテ” 岩手県陸前高田の海の幸を名古屋に…震災後の「行政丸ごと支援」から「経済を回す」新たな関係へ
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