スポーツ選手のトレーディングカードの取り引きで「うそ」をつき、アメリカのカード販売業者から現金1200万円をだまし取ったとして、男が再逮捕されました。1枚数百万円もするカードとは一体どんなものなのでしょうか。
こちらのカードはアメリカ・プロバスケットボールの「ジャ・モラント」選手のカードで、世界で25枚しか出回っていません。その希少さから取引価格は日本円で約300万円。
一方、こちらのプロバスケットボール「タイリース・マクシー」選手のカードは世界でわずか10枚の限定カード。しかも選手のサイン付きです。取引価格は約700万円といいます。
こうした希少なトレーディングカードは国際的な取引機関が傷の程度などを鑑定し、取引の際の価格を補償するようになったことから、日本では2018年頃から価格が高騰。コレクターの中には投資目的で取り引きする人もいるということです。
この高額なカードの取引をめぐり、詐欺容疑で6日に男が再逮捕されました。
再逮捕されたのは名古屋市西区の無職、中村真也容疑者(40)です。
警察によりますと、中村容疑者は去年4月にアメリカのトレーディングカード販売業者に対して、日本人の代理人を通じてSNSでメッセージを送り、現金1200万円をだまし取った疑いが持たれています。
中村容疑者は、サッカー選手とバスケットボール選手のカード2枚を売る約束をしていて、SNSは「2枚購入してもらえるなら、2800で大丈夫です」「(1)1200万円入金→発送→残り1600入金→発送」などと送信されていました。
しかし、被害者がカード1枚分の1200万円を振り込んでもカードは届きませんでした。
取り調べに対し、中村容疑者は「事実について違うこともある」と容疑を否認しています。
中村容疑者の「だまし」の手口とは一体、どんなものなのか?
(被害者の男性)
「(SNSで)何回かやり取りをしている中で、値段が35万円だった。その価格は相場より、かけ離れた値段で。相場だと100万円程度いってしまう」
中村容疑者からSNSで連絡があったというこの男性。5年ほど前からサッカー選手のカードを集めていましたが、去年12月に中村容疑者からサッカー選手のカードを相場の半額以下の35万円で売ると言われ、すぐにお金を振り込みました。
しかし、中村容疑者はコロナ感染や大雪など様々な理由で発送を断り、最後は音信不通に。
(被害者の男性)
「レアなカード持ってます、それを交換とか販売できると言われると。それ欲しいなとか、そういう感情になってしまう」
結局、この男性は35万円支払ったもののカードは届かず、警察に被害届を出したと言います。
コレクター心理を巧みに操り犯行を繰り返していたとみられる中村容疑者。警察が余罪について、さらに調べを進めています。
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「激レアカード」の取引で詐欺 1枚で数百万円も 被害者が語る「だましの手口」(2022/9/6)
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