「おもてなし」のプロともいえる旅館の女将さん。気配り上手な女将さん達の脳波を分析すると「怒った人」の表情を一般の人より無意識に読み取る力があることが分かりました。
(銀波荘 大浦敏子・女将)
「お部屋では、ごゆっくりおくつろぎいただけていますでしょうか」
温泉旅館の女将といえば、さりげない心配りができる「おもてなし」のプロ。人の表情を読み取る能力が高いのでは?と研究を行っているのが、愛知県岡崎市の「生理学研究所」です。
(生理学研究所 柿木隆介・名誉教授)
「内閣府から日本の“おもてなし”という特殊な文化を、脳科学的に証明できないか、プログラム化して一般人にトレーニングしたら“おもてなし”が身につくと」*
そこで、柿木名誉教授らは愛知県蒲郡市の温泉旅館の女将たち21人のグループと、一般女性19人のグループに急須が回る映像の途中に「怒った顔」「笑った顔」「無表情の顔」が挟み込まれたものを見せ、脳波の状態を見る実験を行いました。
すると、一般の人と一番大きな差が出たのが…。
(生理学研究所 柿木隆介・名誉教授)
「特に怒った顔。怒った顔を見ると、こんなに差がある」
女将たちは、「怒った顔」に大きく反応していることが分かったのです。
(生理学研究所 柿木隆介・名誉教授)
「女将さんたちは“わずか0.1秒”で無意識に、お客さんたちが怒った顔をしていることに対し、鋭敏に反応して気付く。すぐに心構えができる」
そこで、蒲郡市にある創業65年の老舗旅館「銀波荘」の女将の接客を見てみると…。
(銀波荘 大浦敏子・女将)
「この後、お酒に合うお料理も…」
(宿泊客)「辛口なんですね」
(銀波荘 大浦敏子・女将)
「さっぱりしているんですけれど辛口です」
会話している男性だけでなく、隣にいる奥さんの様子もしっかりと確認しています。
(銀波荘 大浦敏子・女将)
「『順番まだかな』ってイライラっとされている表情とか、そういったときには、声をかけたほうがいいかなと体が自然に動いて行動する。(実験の結果を聞いて)サービス業に携わるものとして、数字で結果が表されるとうれしいという気持ち」
柿木名誉教授らは、この結果が日本人特有の「おもてなし」なのかどうか、引き続き調べていきたいと話しています。
旅館の女将さんの脳波を研究して分かった「おもてなし」のプロの力 “怒った人”の表情に無意識に反応(2022/6/15)
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ