26日、「世界遺産」岐阜県の白川郷を訪れていたのは、オーストラリアからの観光客4人。
(ガイド)「この家は約20代続いている」
(観光客)「Wow」
政府は、外国人観光客の入国再開に向け、5月24日からアメリカやオーストラリアなど4か国から少人数のツアー客を受け入れています。
これは、感染対策のガイドラインなどの策定を行うための、観光庁の実証事業です。
(合掌造り「和田家」 和田正人 館長)
「合掌作りや世界遺産のことを少しでも理解してもらえたらと話した。2年間の新型コロナで本当にさみしい思いをしたので、ありがたい」
政府は現在、ビジネス関係者らを対象に1日1万人を上限に入国を認めていますが、これを6月1日からは2万人に緩和、この枠内で訪日観光客も受け入れる方針です。
アメリカ・中国・韓国など98の国と地域は、入国時検査や待機も免除になります。そして、6月10日からはいよいよ、およそ2年ぶりに訪日観光客の入国が解禁となります。
26日、白川郷を訪れたオーストラリアからの観光客は、
(オーストラリアからの観光客)
「場所ごとに検温やマスク着用など、ルールがしっかり決められていたので、安心して観光を楽しめました」
そして27日。オーストラリアからの一行は岐阜県高山市を散策しました。
コロナ禍前、高山市はインバウンド戦略が功を奏し、年間60万人を超える外国人観光客が訪れていました。特に、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパからの人でにぎわっていましたが、市によりますと、外国人が来ないことによる経済的な損失は、1年でおよそ400億円。2年でおよそ800億円にはなるということです。
およそ2年ぶりとなる入国解禁を前に、市内の旅館からは…
(本陣平野屋 細谷和生さん)
「期待の方が大きいですね。3人に1人の客が海外からの宿泊客でした。コロナ禍前に売り上げにしっかり戻していきたい」
一方、懸念していることは…
(本陣平野屋 細谷和生さん)
「消毒や検温など対する理解が、どの程度、海外からの宿泊客と温度差があるのか」
受け入れ側としては、外国人観光客がしっかり感染対策をとってくれるのか、少なからず不安はあるといいます。
今回の実証事業では、参加者が実際に経験した消毒や検温などの感染防止対策を、観光庁が聞き取り、宿泊施設向けのガイドラインの作成などに活用します。
いずれにしても、6月10日からの観光入国再開に期待は高まっています。
世界遺産白川郷と高山市に外国人ツアー客 6月の訪日観光客入国解禁に向け検温やマスク着用などをチェック(2022/5/27)
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