愛知県田原市の伊良湖と三重県鳥羽市を結ぶ「伊勢湾フェリー」。
(乗船客)
「伊勢神宮にお伊勢参りに」
「地元のフェリーなので、残ってほしいと思って利用している」
この時期、土日は1日に往復9便。
ゴールデンウィークには往復13便の運航を予定し、観光客らで賑わいます。運が良ければイルカの姿を見ることも…。もちろん、これまで1度の事故もありません。
(安全統括管理者 宮脇幸次さん)
「救命胴衣は550個ぐらい積んでいる。人命を預かっているので
想定外はありえない」
救命胴衣は、定員よりも60着ほど多く積み、万が一に備え、救命浮器も搭載しています。
また、知床で事故を起こした運航会社が、船から外したとされるGPSプロッターは…。
(安全統括管理者 宮脇幸次さん)
「大きい画面がレーダー、その右がGPSプロッター。予備として2台搭載している」
さらに伊勢湾フェリーでは、船員として20年以上経験を積んだ船長に運航を任せています。
(無線のやりとり)
「伊勢湾フェリー鳥羽です。伊勢丸どうぞ」
「港内状況どうですか?」
「港内異常ありません」
運航判断も出航時の天候だけでなく、海が荒れることが想定される場合は速やかに欠航するといいます。
安全管理を徹底しているからこそ、知床遊覧船の社長の発言に驚きを隠せません。
Q.条件付き運航は?
(安全統括管理者 宮脇幸次さん)
「考えられない。気象、海象は変化するのが当たり前。(海が荒れる)恐れがある場合は、船を出さないのが基本」
また、三重県鳥羽市や三重県志摩市で、遊覧船や定期船を運航している志摩マリンレジャーは…。
(志摩マリンレジャー 矢尾弘社長)
「社長の私であっても、船長から運航管理者を通して、運航を中止する連絡があった時は、その判断を覆すことはできない。私には『行け』という権限はない」
志摩マリンレジャーの安全管理程定では、社長、安全統括管理者、運航管理者、船長の4人に「運航の可否判断」の権限があり、この中で1人でも反対すれば、運航を中止します。
船の整備も、年に1回の定期点検はもちろん、運航前に17項目の点検を実施し、その記録を残しています。
(観光客)
「不安だったけれど、(知床半島沖の)事故があったから、気を付けてくれるのかな。危険なことはしないと思って」
(志摩マリンレジャー 矢尾弘社長)
「事故防止 安全管理に気を付けて、皆さんの楽し思い出になるように努める」
29日からゴールデンウィーク。この地方の運航会社は安全管理を徹底して観光客を迎えます。
伊勢湾フェリーには救命胴衣が550着、GPSプロッター2台搭載 東海地方の客船の安全対策は?(2022/4/28 21:10)
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