名古屋市中区のダンススタジオ「ANN JEWEL」。
ダンスを指導しているのはウクライナ東部の都市「ドネツク」出身のマリーナさん(38)です。
2008年に来日し、現在はダンスやヨガの講師をしています。
マリーナさんは、これまでに名古屋市内で開かれたウクライナの平和を訴えるデモ活動にも参加し、声を上げてきました。
(マリーナさん)
「(ウクライナの親族は)隠れているが。安全な場所がありません、ウクライナで」
ウクライナには今もマリーナさんの姉夫婦と甥や姪がいます。
ロシアによる軍事侵攻が激しさを増してからは、家族でキーウ近郊の村に避難したということですが、マリーナさんはずっと「日本に避難してほしい」と訴えてきたといいます。
(マリーナさん)
「最初は毎日泣きながらテレビ電話をした。『(国外へ)早く逃げて』と言っていたが、(姉たちは)戦争が始まったら『自分の家にいたい』と」
特に気がかりなのは、大学生の姪・マリアさんのことです。
(マリーナさん)
「(姪は)ストレスやパニックになっている。5人で同じ部屋に1か月以上いるから。ネコとイヌもいて、どこか(国外避難で)行ってしまうと、ネコのことはどうするのかと心配なのかも」
取材中、偶然、姪のマリアさんからボイスメールが届きました。
その内容は…。
(マリーナさん)
「『(姪の)お母さんとお父さんが車に乗ってドネツク州のクラマトルシクに戻りたい』と『大事なものを取りに行く』と。一番大事なのは命なのに。(長期化して)危ない気持ちを感じなくなるのか、ちょっとおかしくなってきている」
取材から2日後の4月8日。
ウクライナ政府は、マリーナさんの姉夫婦が向かっていた故郷・ドネツク州の「クラマトルシク」の駅にミサイルが撃ち込まれたと明らかにしました。
そして、子どもを含む50人以上が死亡したと伝えられました。
マリーナさんの姉夫婦のことも心配されましたが、ミサイル攻撃から数時間後に2人はドネツクに到着、無事でした。
(マリーナさん)
「全て分かっているところ、私が行ったところ。血だらけ、人がそのまま倒れて死んでいる。これを見て本当に信じられない。心がすごく痛い。戦争が早く終わるように願う。私の故郷を壊さないように、殺さないようにと一番願う」
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親族は「安全な場所がない」状況でウクライナに… 名古屋から祖国の平和を訴える女性は今 (22/04/11 17:03)
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