4月1日から、成人年齢が18歳に引き下げられました。親の同意なしで、携帯電話の契約やクレジットカードの作成ができるようになりますが、その分責任も重くなります。
合わせて改正少年法も施行され、重大な犯罪を犯した場合、18歳と19歳は実名報道が可能になります。当事者はどう思うのか聞きました。
「17歳のときに、会社の先輩からお金をとろうとした」
こう話すのは東海地方に住む川上さん(仮名・21)。半年前に少年院を出たばかりです。
川上さんは19歳のとき、会社の先輩から250万円をだましとったとして逮捕され、少年審判で、およそ1年半の少年院送致が言い渡されました。
当時は、少年だったため、逮捕から少年審判まで、すべて「匿名」でしたが、1日施行された改正少年法では、新たに成人となった18歳、19歳を「特定少年」と位置づけ、検察に逆送されて、起訴された場合に限り、「実名」での報道が可能になります。
川上さんは、自分が被害者の立場なら「実名」で報道してほしいと思うというものの…。
「僕が(実名報道)されてたら仕事もできていないし、地元の公園にいることも無理だろうし…(実名報道は)されたくはない」
川上さんは、非行少年の立ち直りに取り組む、NPO法人の支援を受けています。
(川上さんとNPO法人「陽和」渋谷幸靖理事長)
「新しい仕事決まってるんで…」
「こっから立て直さなきゃいけないね」
NPO法人の渋谷幸靖理事長は、特定少年の実名報道は就職などの妨げになり、結果的に再犯につながると指摘します。
(NPO法人「陽和」渋谷幸靖理事長)
「再犯してしまう人の約半分は無職。無職が故に、『お金がないから』と、犯罪してお金を稼ぐという行動に安易に移ってしまう」
一方…
愛知県一宮市の江崎恭平さん(77)。
28年前、19歳だった息子の正史さんを少年3人に殺害されました。
(息子を殺害された 江崎恭平さん)
「あの子がいてくれたら、どう変わっていただろうと、特に最近思うようになった。(生きていたら)47歳になるのかな。たぶん結婚して、子どももできて、ここで孫が走り回っていたかもしれない。そういうことを考えると正直つらい」
正史さんは、愛知県稲沢市のボウリング場で、見ず知らずの少年たちに因縁をつけられ、車で連れ回された末に、金属パイプで何度も殴られて死亡しました。
逮捕された当時19歳の少年ら3人は、ほかにも3人を殺害していましたが、11年前に最高裁で死刑が確定するまで、加害者は少年法によって匿名で報道されていました。
(息子を殺害された 江崎恭平さん)
「なんで私たちだけ、実名や家族構成や、職歴まですべてが公になるのに『なんでこいつらは』という思いは絶えずあった」
江崎さんは、特定少年の実名報道が可能になることで、凶悪な少年犯罪が減ることを期待しています。
(息子を殺害された 江崎恭平さん)
「実名で報道される、ややもすれば顔写真も出る。事件にかかわる上で、当然頭の隅によぎるのでは」
------------------
■そのほかの東海地方のニュースは「CBCニュース」にて配信中。
https://hicbc.com/news/?ref=yt
■LINE NEWSでもニュース配信中。友だち登録はこちらから。
https://line.me/R/ti/p/%40oa-cbctv
■東海地方のニュース・速報 配信中
https://twitter.com/cbctv_news
当事者はどう思う…成人年齢18歳で改正少年法も施行 起訴された場合18歳と19歳の実名報道が可能に (22/04/01 17:30)
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ