1日午後、愛知県大府市役所を訪れたのは、18年前にウクライナから来日し、大府市内で暮らすリリヤ・イワニュークさん(39)と、3月中旬にウクライナから避難してきた母親と妹、それに妹の2人の子どもです。
大府市では、市内在住で、ウクライナにルーツを持つ人が、親族を避難民として呼び寄せた場合、人道支援の一時金として、1人10万円を支給することを決定。1日から申請が始まりました。
手続きを済ませると、子どもたちには大府市のマスコットキャラクターのぬいぐるみが、リリヤさんの家族には、大府市の岡村秀人市長から、現金40万円が支給されました。
(愛知県大府市在住 リリヤ・イワニュークさん)
「ありがとうの気持ちが大きすぎて、一番先に、子どもたちの服を買いたい」
現在4人は、リリヤさんの自宅に身を寄せています。4人は首都キーウ(キエフ)から西に120kmの所にある、ジトーミル出身でロシアによる攻撃はこの地域にも及びました。
(大府市在住 リリヤ・イワニュークさん)
「爆弾が落とされた場所は、母親の家から車で3分、歩いて13分」
3月1日の夜、母親の自宅からおよそ1kmの地点に、ロシア軍のミサイルが着弾。暗闇の中で炎が立ち上り、周囲には破壊された建物のがれきが散乱しています。近くにある軍の施設を狙ったミサイルが、住宅地を直撃したとみられています。
(ウクライナから避難してきた母親)
「爆風で家の窓が全て割れました」
(大府市在住 リリヤ・イワニュークさん)
「(爆撃でできた)穴は6メートルある。地下に隠れてもつぶれてしまう」
母親たちによると、この爆撃で生後まもない乳児を含め、住民6人が死亡しました。
(ウクライナから避難してきた母親)
「亡くなった子どもたちのことを考えると涙が止まりません。町はボロボロに破壊されました」
(ウクライナから避難してきた妹)
「子どもたちには、もし私に何かあっても、生きるために自分たちだけで逃げなさいと話していました」
この爆撃をきっかけに母親たちは避難を決意。
多くのウクライナ人が避難した隣国ポーランドに向い、首都・ワルシャワで日本から迎えに来たリリヤさんと落ち合いました。着の身着のまま避難したため、衣服などを揃えるのに、今回の大府市からの現金支給はありがたいといいます。
避難してきた子ども2人は、リリヤさんの子どもと同じ小学校に通う予定です。日本語が話せない中、勉強はもちろん友達ができるのか、など心配は募ります。
(大府市在住 リリヤ・イワニュークさん)
「普通の生活をしてほしい。自分の国でしてきた生活と、あまり変わらないような…」
戦火を逃れて、愛知県大府市にやってきたウクライナ人の家族。ミサイル攻撃に怯える日々からは解放されましたが、思いは祖国にあります。
(ウクライナから避難してきた母親)
「早く全部終わってほしい。家に戻りたい」
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ウクライナの親族を呼び寄せると一時金1人10万円 愛知・大府市が支給決定 「一番先に子どもたちの服を…」 (22/04/01 17:00)
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