新型コロナウイルスの感染拡大で、検体を調べる名古屋市の衛生研究所も業務がひっ迫しています。
名古屋市守山区にある名古屋市衛生研究所。
ここでは、新型コロナウイルスの遺伝子解析を行っています。
(名古屋市衛生研究所 柴田伸一郎微生物部長)
「こちらは次世代シークエンサーという機械。こちらの機械でひたすら(検体を)読み込んでいる」
「次世代シークエンサー」という装置を使って、検体の遺伝子情報を読み取る「ゲノム解析」を行い、読み取った遺伝子配列の情報で、オミクロン株かどうかなどを判定します。
(名古屋市衛生研究所 柴田伸一郎微生物部長)
「検体が、最近100件を超えていて、検査が追い付かない状況。去年12月上旬に1日休暇とって以降、現在まで全部出勤です。土日も」
判定には、目視での作業が欠かせませんが、年末年始からオミクロン株の感染者が急増したことで、業務がひっ迫しているといいます。
(名古屋市衛生研究所 柴田伸一郎微生物部長)
「名古屋市の場合ですと、ほぼすべて『BA.1』か『BA.1.1』というオミクロン株です」
持ち込まれる検体は、100%近くがオミクロン株。ほとんどオミクロンなら「ゲノム解析は必要ないのでは?」と感じますが?
(名古屋市衛生研究所 柴田伸一郎微生物部長)
「他の検体はずっと塩基の配列がありますが、抜けているのが『BA.2』と言われている株。ステルスオミクロンと言われていて、名古屋でも検出されています」
画面に表示されているのは、1つの検体のゲノム塩基配列を、横1列に並べたもの。ほとんどが同じ中、明らかに違うものが…。
これが「BA.2」型、オミクロン株よりも感染力が強いとされている「ステルスオミクロン」の検体で、名古屋でも検出されたのです。
(名古屋市衛生研究所 柴田伸一郎微生物部長)
「『BA.1』の中に『BA.2』が紛れていることがわかった。これは、遺伝子解析してないとわからないこと。どんどん変化してく中で、次、またかわった株がでるかもしれない。いち早く知るためにも、こういった遺伝子解析は必要」
ウイルスの変異を見つけ、新たな感染対策を考えるためにも、必要なゲノム解析。業務がひっ迫する中で懸命の作業が続きます。
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“ステルスオミクロン”検出も…検体1日に100件超えで解析休みなし 名古屋 (22/02/18 17:13)
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