愛知県の新型コロナ病床使用率はレッドゾーンに突入し、65%を超えています。現場の医師は「地域医療が崩壊しかかっている」と話します。
さくら総合病院小林豊院長
「間違いなくひっ迫しています」
愛知県大口町のさくら総合病院。30床あるコロナ病床は、1か月前には2床しか埋まっていませんでしたが…
さくら総合病院小林豊院長
「もう今、満床。当院のみならず、当地域のコロナ病床の稼働率は、9割を明らかに超えている」
男性患者(69)
「解熱剤もらったけど、なかなか下がらない」
院長
「38度台の熱が続いているから、体がえらいですな」
男性患者(81)「喉が痛くてね…」
院長「コロナでの喉の痛みってなかなか取れない。ごっくんって飲み込めないでしょ?」
患者「飲み込めない」
院長「トローチ出しましょうか」
さくら総合病院小林豊院長
「第6波になってからは主に高齢者。医療機関や福祉施設で発生するクラスター、施設内感染が起きているために、高齢者が病院に殺到している現状がある」
入院患者のおよそ8割が80歳以上。そのため中には…
院長「きょうからですね」
女性患者(90)「へ?」
院長「きょうからここに入りましたので」
患者「きょうから何?」
自分が新型コロナに感染したことを理解していない患者も。
さくら総合病院小林豊院長
「医療・看護のみならず介護が必要になる。コロナエリアで働く看護師の負担が、かなり大きくなっている」
患者が退院し、空いた病床もすぐに別の患者で埋まります。
看護師
「発熱外来から2人。お父さんが中等症2で、奥さんが中等症1」
院長「これで30床?」
看護師「最終31。オーバーです」
感染力の強さから、医療のひっ迫は一般の病床にも。
さくら総合病院小林豊院長
「冬場の最も急性疾病が多い時期、通常の救急搬送が多い時期。院内クラスターの発生で、救急車の受け入れをストップしている病院もある。そうすると、ストップしていない病院に大きなしわ寄せが来る」
院長は現在の医療のひっ迫状況を「雪崩のようだ」と話します。
さくら総合病院小林豊院長
「コロナ医療のひっ迫と、一般救急医療のひっ迫が、同時に雪崩のように押し寄せた。地域医療がまさにもう崩壊しかかっている」
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中等症対応病院“満床の現場” 一般救急ひっ迫も… 愛知は病床使用率は65%超えのレッドゾーン (22/02/11 16:29)
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