名古屋市東区のケーキ店。オーナーの鈴木さんは、クリスマスシーズンのかき入れ時を前に不安をかかえています。
「5%から10%くらい(ケーキの値段を)上げていくつもり」
(パティスリー リムーザン 鈴木佑貴彦オーナー)
ケーキに使う、フルーツや小麦などが軒並み値上がりしているのです。
「家賃よりフルーツのほうが高いので痛い」
特に心配しているのが、ケーキには欠かせない「イチゴ」の値上がり。1パックで100円から200円高くなり、いちごだけで1か月あたり数万円のコストアップを覚悟しているといいます。
なぜ、イチゴが値上がりしているのか?三重県玉城町で30棟のハウスをもつイチゴ農家を訪ねると…
「油が高くなっても、イチゴは高く売れない」
(玉城ふれあい農園 野口長一社長)
ハウスでは気温が7度以下になると、自動で暖房のスイッチが入ってハウスを温めますが、その燃料が高騰しているのです。今シーズン、燃料代だけで50万円ほどの経費の増加を見込んでいます。
この背景にあるのはコロナ禍からの、世界的な経済回復に伴う原油の需要の高まり。ニューヨークの原油先物価格は、この1年で2倍以上となっていて原油価格の上昇に歯止めがかからないのです。
「名古屋市内のガソリンスタンド。ハイオク180円、レギュラー169円です」
(CBCテレビ 高阪一世記者)
さらに、思わぬところにまで影響が。それは身近な食材、納豆です。
向かったのは愛知県大府市の納豆メーカー、高丸食品。半世紀以上、納豆を作り続けています。
年間600万パックの納豆を製造・販売していますが、原油の高騰に伴い納豆の値上げに踏み切るかどうか、難しい判断を迫られています。
「納豆の値段を上げるのか、量を50グラムから40グラムに減らすか検討中」
(高丸食品 高丸喜文代表取締役)
納豆3個入り1パック、およそ200円。もし値上げをすれば、およそ3年ぶりのことだといいます。ところでなぜ、原油の高騰が納豆の値上がりにつながるのでしょうか?
値上がりの背景にあるのは、納豆の容器や納豆の乾燥を防ぐ保護フィルム。いずれも石油でできているため原油価格の高騰は包装のコスト増加に直結します。
さらに納豆の原料である大豆をボイラーで煮る時の、燃料費のアップも重くのしかかります。
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ガソリンだけじゃない…イチゴや納豆まで こんなところにも原油高の影響が…なぜ? (21/10/27 19:02)
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