コロナ禍の最前線で奮闘する消防署を取材しました。
「瑞穂区桃園町。救急報」
名古屋市の瑞穂消防署。10万人の区民の暮らしを守るため、日々、「助け」を求める声を受け現場に急行します。
「救急車、先に通過します。止まってお待ちください」
(救急隊員)
通報から出動までの時間は1分以内。患者の命を守るため1秒足りとも無駄にはできません。
「Qここ(玄関前)で転んだ?」
「ここで頭を打った。引っ掛かって」
「Q下りるとき?上るとき?」
「(階段を)上るとき」
(患者と救急隊員)
名古屋市瑞穂消防署の1日の出動は、多い時で15件ほど。特にこの夏、新型コロナ患者からの救急要請が増えました。
「準備よし。はいOKです」
「Qどうしたの?息が苦しい?」
(救急隊員)
運ばれてきたのは60代の女性。自転車で帰宅途中、突然、動悸に襲われ近くの人に助けを求めました。
「意識が遠のくような感じ」
(患者)
「息がはやいのでゆっくり息をしましょう」
「血圧が高くて195の106。心不全(の持病で)診てもらっていたそうです」
「受け入れの方はどうですか?」
(救急隊員)
1件目の連絡で女性は近くの病院への搬送が決まりました。
「コロナの検査をしますね」
(救急隊員)
病院に到着するとすぐに新型コロナの検査。検査をしてからでないと院内へは入れません。
搬送が終わると、救急隊員は車内の担架や聴診器を消毒します。
「次の患者が乗るので使った機材とか車内の消毒を徹底している」
(救急隊員)
「救急指令 瑞穂区~」
再び消防署内に指令のアナウンスが響きます。自宅療養中の新型コロナ感染者からのSOSです。
隊員はストレッチャーを「コロナ患者専用」のものに入れかえ、防護服に身を包みます。
およそ5分後、到着したのは30代の男性の自宅。男性は夜中に「酸素飽和度」が低下し、息苦しさに襲われたため離れて暮らす家族を通じて119番通報しました。しかし…
「酸素飽和度を計測してコロナ対策本部と調整をしながら対応した」
「救急搬送は必要ないということで保健所が対応することに」
(救急隊員)
男性の症状は「重くない」と判断され、病院へは搬送せず、引き続き自宅療養することになりました。コロナ患者で病床がひっ迫する中、こうしたケースが増えているといいます。
「患者の希望に沿って病院へ搬送できないのが心苦しい」
(救急隊員)
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自宅療養者からのSOS! 新型コロナ最前線 出動する救急隊員に密着 (21/09/04 13:17)
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