新型コロナ患者を受け入れる病院の現状とは…。名古屋市瑞穂区の名古屋市立大学病院。救命救急センターで元々、救急患者用のベッドの一部をコロナ病床にして、重症患者の入院を受け入れながら、日々担ぎ込まれる一般の救急患者の治療にも対応しています。25日の午後、ここに運ばれてくることになったのは47歳の男性、脳卒中の疑いです。救急車が到着する場所には防護服を着たスタッフが待機。手に持っているのは、新型コロナの検査キットです。
「今、救急隊からの情報を聞くと、ひとまず(コロナを)大きく疑う必要はないと判断しているが、何があるかわからない」
(名古屋市立大学病院・救急科 坪内希親医師)
連絡から10分後、救急車が到着。患者を診察室に入れる前に、まず抗原検査をしてから治療にあたります。さらに…。
坪内医師:「この患者、先に頭部CT入れても大丈夫ですか。コロナの入院患者で胸部CTがあるって伺っておりますが」
患者同士の検査の順番にもコロナの影響が。
坪内医師:「コロナの患者のCTを撮った時には換気作業が必要になる。その間は他の人を入れられないので優先順位をつける」
新型コロナの院内感染を防ぐために、検査1つするにしても様々な調整が求められます。
坪内医師:「こちらがコロナ病床の入口」
この先が名市大病院の新型コロナ重症病床です。病床エリアの中の空気が外に漏れないよう、入り口には空気圧を下げる陰圧装置を設置。そしてスタッフは病室に入るたびに防護服を着ます。このようなコロナ病床が、この病院では今、常に満床の状態です。
坪内医師:「この病床が満杯のタイミングだと、熱や呼吸苦(新型コロナと思われる症状)のある患者は、なかなか容易には受けられない。身に染みて今、ひっ迫を感じている」
取材中、患者が特殊なストレッチャーに乗せられて病室から出されました。鼻から高い濃度の酸素投与を続けながら中等症患者用の病床に移動させるのです。比較的症状が重い患者でも重症病床からどんどん移動させなくてはならないという「厳しい現実」があります。
「患者が多すぎて、重症の人を重症病床で管理できない状態。重症化した人を治して病床を移し、新たに受け入れて、また治していく。なるべく早く繰り返してやっていく。それしかない」
(名古屋市立大学病院・救急科 服部友紀医師)(26日17:11)
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ひっ迫する愛知県の医療現場 重症コロナ患者を受け入れる病院をカメラ取材
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