愛知県蒲郡市の69歳の男性の住宅に、ため込まれた大量の衣類。
向かい側も、この男性の敷地ということですが、奥まで大量に積まれています。
蒲郡市は3年前に、いわゆる「ごみ屋敷条例」を施行し、この2年間で少なくとも30回以上、直接この男性に対して撤去を求めてきました。
さらに撤去を促したり、文書による命令なども行ってきましたが、状況は解消されませんでした。
「梅雨になると、しけって、じめじめするから臭いんです」
(近所の住民)
蒲郡市内に「ごみ屋敷」は4か所ありますが、中でもこの住宅は近隣住民から苦情が多く寄せられていた上、火災の危険性もあることなどから、18日…。
「ただいまから代執行を開始します」
蒲郡市は午前9時から条例に基づき、住宅にため込まれた大量の衣類などの撤去を開始しました。
条例に基づく行政代執行は、愛知県では初めてだということです。
「行政代執行によって、ごみが次々と運び出されていきます。家の前に積まれていた衣類などもなくなり、ようやく家の敷地の中が見えてきました」
(長谷川琢也記者)
18日は、燃えるものを中心に撤去を進め、ようやく敷地の中が見えてきましたが、中にも大量の衣類などが…。
なぜ男性は、これほどまでため込んでしまったのか…。
CBCの取材に対し男性は「売るために古着などを集めたが、最近は売れなくなり、たまってしまった。最近は片付けていたが追いつかなかった」などと話しています。
全国でみると、2018年に神奈川県横須賀市の「ごみ屋敷」でも行政執行が行われましたが、その後、住人が再びごみをため込んでいるということで、蒲郡市でも男性に継続して働きかけることが必要です。
「きれいになるわけですけど、居住者の生活環境もよくなると思うので、維持してもらえるよう、働きかけや支援をしていきたい」
(蒲郡市環境清掃課 千賀保幸課長)
「撤去開始から6時間が経ち、家の前に積まれていた衣類はなくなり、現在は敷地の中に入って作業が行われています」
(長谷川琢也記者)
山積みになっていた衣類などは片付いたものの、まだ全体の5分の1ほどしか終わっていません。
作業は19日も行われ、5月21日までの撤去を目指しています。
予算は400万円で、かかった費用は住人の男性に請求されます。(18日18:28)
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「ごみ屋敷」に愛知県で初の行政代執行 ため込まれた大量の衣類を撤去へ
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