この機体は過去20年間使用されており、これまでに何の問題もなく、事故も起こしていませんでした。そのため、キャビンクルーは、今回のフライトも、特に問題ないと確信していたのです。乗客が機体に乗り込みます。フライトアテンダントは、淡々と搭乗券を確認。すべては通常通り。機長が乗客にあいさつをして、機体は飛び立ちます。
この後起こった出来事はかなり恐怖でした。電気なし、すべての機器がダウン、近くに空港もない…。あるものといえば、シベリアの雪の森に、半分忘れ去られた滑走路のみ。乗客を乗せたままの不時着ほど恐ろしいシナリオは、なかなか思いつかないですよね。なので、全員が安全で無事だったというのは、本当に奇跡です。これも全て…、コップ1杯の水のお陰
タイムスタンプ:
トラブルの初めの兆候 1:05
欠陥だらけの飛行機 2:19
コップ1杯の水 3:07
着陸する場所はみつかったものの... 4:17
パニックなし 6:57
着陸 7:28
飛行機に起こったこと 9:52
概要:
- この機体は過去20年間使用されており、これまでに何の問題もなく、事故も起こしていませんでした。そのため、キャビンクルーは、今回のフライトも、特に問題ないと確信していたのです。
-電子機器に異常が現れたのです。しかし、パイロットたちは、この問題に対してはそこまで気にせず、フライトを続行。航空交通管制も問題を見過ごしてしまいます。
- そのアナウンスから8分後、機内の電気が消えてしまいます。これに気づいたのはフライトアテンダントのみでしたが、特に問題ないと思っていました。しかし、コックピットでは、事態は急変。
- 機材が機能していなければ、飛行機の完全な操作が難しくなります。まだ動かすことは可能でしたが、すべてのナビシステムが機能しておらず、ラジオはオフラインの状態で、燃料移送ポンプも機能しなくなったのです。
- 下降していく際の角度調節が電子機材なしでは不可能だったため、現在では使われていない古いトリックを使用します。それが、コントロールパネルに、コップ1杯の水を置くという方法。
- 後のインタビューで、機長はイズマの街の近くに、滑走路を発見することができたのは、本当に幸運であった、と話しています。長い間使用されていなかった古い空港で、ヘリコプター以外の航空機には使用されていませんでした。
- 空港自体は放置されていたものの、自身の意思で、ソトニコフは滑走路の状態を何年も守り続けていたのです。伸びてくる雑草を切って、ゴミをはいて、薄くなった滑走路の線までを書き直していました。
- 着陸のための最後の試みの前に、緊急避難に備えて、すべての乗客とキャビンクルーは、飛行機の前方に集められました。
- 緊急避難スライドが発動し、9人のクルーと共に、72人全ての乗客が、安全に地上に避難しました。かすり傷を負った人すらいなかったんですよ。
- 幸運な乗客とクルーは、ヘリコプターで、近くのウフタへ輸送され、そこから別の飛行機でモスコに向かいました。そんな経験をした乗客の中の一家族は、もう飛行機はこりごりだと言い、電車で移動したそうですよ。
- 機長のユフジェニー・ノヴォソロフと副操縦士のアンドレー・ラマノフはロシア連邦英雄となり、残りのキャビンクルーには、オーダーズ・オブ・カレッジを授与。
- その後、機体は7年間も従事し続けます。イズマというニックネームを得て、2018年の9月、最後のフライトを終えました。
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声の出演:かいどうまゆ(Studio Kiwi)
コップ1杯の水で免れた飛行機墜落
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