空の上で事故が起こる可能性など1100万分の1の確率でしかありません。しかし、そんな奇跡的な確率で起こったのが、オレンエア554便の事件でした。このロシアの旅客機はドミニカ共和国のプンタ・カナを出発してモスクワへと向かっていました。この便は12時間の直行便で、機内は楽しそうに日焼けしたロシア人旅行者でいっぱいになっていました。2月の寒さから逃れるように、彼らは日差しの熱いビーチで休暇を楽しんでいたのでしょう。
機内には351人の乗客と、20人の乗務員が搭乗していました。現地時間午後6時ごろ、操縦士たちが必要な検査と点検を全て終えると、ボーイング777の巨大な機体は離陸の準備に入りました。乗客はおしゃべりしたり、音楽を聞いたり、あるいは目を閉じて仮眠を取っていたりしました。長距離フライトですからね、全員が12時間を快適に過ごせるようにしていました。しかし、結局のところこのフライトは通常とはかけ離れたものだったのです…
タイムスタンプ:
何の音? 2:18
煙は、火は一体どこから 3:38
この状況における最大の問題 5:05
緊急着陸でなぜそれがリスクになるのか 6:01
真の奇跡 9:16
火災の原因 10:40
概要:
-無事に離陸をしてからわずか15分後、操縦士たちは飛行機が12,000フィートで上昇を止めたことに気がつきました。本来31,000フィートまで上昇しなければならないというのに...
-乗客は大きな音を聞いてから、飛行機の高度が下がっていると感じました。しかし実際に何が起こっているのか彼らに知る由もありません。
-濃く黒い煙が左の翼から吹き出し始めるのに、それから1分も経ちませんでした。そして全員が思い知ったのです。煙が出ているということは火がついているということ、そしてそれは左翼のエンジンが炎上しているということだ、と!
-フライトデッキではエンジン故障のアラームが鳴り響いており、キャビンは煙が充満し始めていました。
-さて、飛行機が燃えているという事実を除いて、この状況における最大の問題は離陸してからまだ20分ほどしか経っていなかったため、ボーイング777はまだ燃料が満タン状態だったということです!
-飛行機が重過ぎれば地面に着陸する際の衝撃はより激しくなり、燃料が引火するリスクが高くなるのです。
-操縦士たちには素早い行動が求められました。燃料満タンの状態での着陸、乗務員たちは最悪の事態への覚悟を強いられましたが、乗客に対して全てを明かすことはしませんでした。
-着陸時、エンジンの火は一時的に消えていました。しかし、飛行機が完全停止をしようとすると、再び燃え始めより強く燃え上がったのです。
-しかし次の瞬間真の奇跡が起こります。飛行機は滑走路を飛び出すことなく、完全かつスムーズに停止してくれたのです。
-航空救難隊と消防隊員たちはその事態に備え、火災を消そうと尽力していました。奇跡的に、351人の乗客全員が怪我をすることなく無事に飛行機から降りたのです。その後乗務員たちが続いて避難しました。
-着陸後、航空機エンジニアによって機体の検査が行われると、11年機体を使用し続けたことでエンジンが故障し火災が発生したのだと判明しました。
-その英雄的な着陸から間もなく、コンスタンチン・パリコジャ機長とイゴール・クラフツォフ副操縦士は、危機的状況からその技術をもって人々の命を救ったことで殊勲賞を授与されました。
音楽:
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声の出演:加賀美祥(Studio Kiwi)
フライト中の航空機で火災発生!350人の命を救うためにパイロットがした驚きの決断
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