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#漫画動画 #法律 #死霊館
私の名前は メイソン・スミス
"本職は建設業を営んでいるが
今日からとある裁判の陪審員を務めることになった"
法廷の真ん中に立つこの青年こそ今回私が裁く被告人である
それでは開廷します
この時の私は まさかこの裁判が
向こう数十年 世界中で物議を醸すことになるなんて想像だにしていなかった…
被告人の名前はアルネ・ジョンソン
アパートの大家を殺した犯人である
"被告人が殺害したことは明白です
よって終身刑を求刑します"
証拠も明白だったこの事件は 単純な殺人事件として片付けられると誰もが想像しただろう
そう…被告の弁護人を除いては…
今回の事件は 被告人が悪魔に憑りつかれたことによって起きたものとなります
よって被告人の無罪を主張します
ザワザワザワザワ
"これがアメリカ法曹会を揺るがした
「悪魔が私にそれをさせた」という主張である"
静粛に!
普段は静けさを誇る法廷が騒がしくなるのも頷ける
"法や証拠・論理によって判断される裁判において
この主張はあまりにも突飛な弁論だったからだ"
だが弁護人は一切臆することなく事件の詳細を語り始めた
事件が起こったのはコネチカット州ブルックフィールドという田舎町
あぁ~暇だ
193年間の歴史で1度も殺人事件が起きていない平穏無事な町であった
そこで"悪魔のせいによる"殺人事件が起きたのである
ある日 この町の外れにとある家族が引っ越して来た
ほらデビッド!遊んでないで手伝って!
はーい
どこにでもいる仲睦まじい両親と姉弟の4人家族だった
そう…この町に引っ越してくる前までは…
末っ子である11歳の少年デビッドが家の中で荷物を整理していると…
ガタン…
え…おじさん誰…?
"この家に…入って…来るな…
お前の…魂…奪う…"
家に潜んでいたと思われる怪しげな老人に脅されたのだという
当然 デビッドは恐怖してこのことを報告するも
嘘おっしゃい誰もいないじゃないの
本当なんだって…!!!!
結局引っ越し作業を手伝いたくないデビッドのいたずらとして片付けられてしまったのである
だが家族はこの時の対応を後悔することになる
うあぁぁぁぁぁあああ
"デビッドは夜な夜な悪夢にうなされるようになり
身体中に謎のひっかき傷やあざが増え続けたのである"
そして 昼夜を問わず怪しげな老人を見かけるようになっていった
弟を心配した姉のデビーは婚約者に相談した
その婚約者こそ 今回の裁判の被告人アルネ・ジョンソンである
"この町の医者じゃどうにもできないようだし…
司祭に相談してみようか"
アルネは普段から温厚で優しく彼女の相談にも親身に対応した
"この家族はアルネの提案通り司祭を呼び 家の清めを行った
だが"
バンバンバンバン
デビッド落ち着いて!ねぇ!デビッド!
"結局状況が改善することはなく
それどころか原因不明の発作が30分おきに起こるなど悪化の一途を辿るばかりであった"
さらには
あ…あ…く…苦しい…
デビッド大丈夫よ!デビッド!
突如苦しみ始めたデビッドの首には
え…なんで…
"目に見える物理的な攻撃はなかったにも関わらず
絞められたような赤い跡がつくという現象まで起きるようになっていった"
怪奇現象からデビッドを救う必要があったのはもはや明白であった
"こうして白羽の矢が立ったのは
著名な悪魔研究学者のウォーレン夫妻である"
これは…まずい…
"夫妻は診断をすると
顔を青ざめすぐに悪魔祓いの準備に取り掛かった"
神よ…哀れなる少年をどうかお救いください…
だが
グアァァァァァアアアアアア
デビッドは暴れ出しこの世のものとは思えない声で叫び始めたのだ
さらに関節を外し拘束具から身を解放し
およそ11歳とは思えぬ力で周囲に攻撃を加えていったのである
誰もがこの状況に畏怖し動きが固まっていたが
おい!悪魔野郎!義弟を返せ!
代わりに俺に乗り移っても構わない!デビッドを解放しろ!
"アルネがデビッドを静止させ
禁忌とされている悪魔交渉を行ったのである"
その場にいた者は口を揃えて言う…アルネのおかげだと
あれ…ここは…?
デビッド…!
"そう…デビッドを苦しめた怪奇現象がパタリと止み
それ以降彼がそれに悩むことがなくなったのである"
だが ここからアルネの地獄の苦しみが始まってしまった
んーーーーーーーーーー
ねぇアルネ!ねぇってば!!!
"これまで健康そのものであったアルネが
謎のトランス状態に襲われ始めたのである"
さらに数日後には
おい!なんでだよ!おい!
うわぁぁあああああああ
ドカンッ
彼の運転していた車が突如暴走し木に激突
幸い命に別状はなかったものの 彼の周囲では明かに異変が起きていたのである
そんな状況を心配したのがデビッドの姉でアルネの婚約者デビーだった
いいのかい?
"えぇもちろん!弟を助けてくれたんだもの
今度は私が助ける番よ"
こうして2人は同棲を開始
だが この選択があの事件の引き金となってしまうのである…
同棲を開始して数日経ったある日 2人は大家であるアランの自宅を訪ねていた
こんにちは~
おぉ!アツアツのお二人さんじゃねぇか
"昼間だというのにアランは既に泥酔しており
2人にダル絡みを始めたのである"
ちょっとアランさん…飲みすぎですって
う…うるへぇ!
温厚なアランが酔っ払いを介抱してあげている
恐らくその場にいた全員がそう思ったことだろう
だがしかし次の瞬間…
グォォォォォォォォォォオオオオオオ
アルネの様子が急変し 獣のようなうなり声を発し始めたのである
そして…
ま…まて…
刃渡り13cmのナイフを掴み アランに襲い掛かったのである
当然婚約者デビーは止めに入ったが
死ねぇ!死ねぇ!
ヒックヒック…
トランス状態に陥った彼の前にはもはや太刀打ちできず
そのまま彼はアランをめった刺しにしたのだった
弁護人が事件の詳細が話し終わると法廷は静まり返っていた
これだけ突飛な話なのだから当然なのかもしれない
だが
ハッハッハッハ
"何の茶番ですかこれは!
法廷はサスペンスミステリーの発表会じゃないんですよ"
検察の一言によって法廷は嘲笑に包まれた
この非科学的な弁論はすぐにメディアでも大々的に取り上げられたが
あの弁護士はイカレ野郎だな小学生でももっとマシな言い訳するぜ
あんな荒唐無稽な弁護で殺人犯を救おうなんてありえません!
世間の反応も当然ネガティブなものであった
これを受けてロバート判事は弁護人を呼び出し
被害者は酔って絡んできたことによる正当防衛の主張に切り替えるべきです
だが
"私はアルネが突発的だとしても殺人を犯すなど考えられません
彼らの主張を支持します"
結局彼はその提言を受け入れることもなかった
その後も世間の逆風など意に介さず弁護人は悪魔の主張を続け
ドイツの判例では悪魔の存在が認められています!
精神科医によると彼の症状は従来の医療では説明できないと証言を得ています!
今こそ悪魔の存在を認める時なのです!
審理終了までその主張は貫徹されたのである
我々陪審員の審議は苛烈なものとなり
最終的な結論まで3日の時間を要したほどであった
日本の裁判員裁判では多数決が採用されているのに対し
アメリカの陪審員裁判では有罪の場合は全員一致が原則だからである
そして最終的に我々が出した結論は…
主文 被告人を懲役10年から20年とする
私も彼が殺人を犯すなど到底思えなかった
だが 結局 裁判という場において悪魔の存在を認めることは出来なかったのである
世間はこの判決を当然と評し 又は刑が軽いと酷評した
非科学的な主張を認めないのは当然なのかもしれない
だが私は考える
科学的な証明は時代の後追いでしかない
いつか怪奇現象が証明され 彼が冤罪者リストに挙げられる日が来るのかもしれない…と
"ここからは余談だが
彼は5年後 10年から20年という刑期を脇目に釈放されることとなる"
そしてデビーと結婚し 釈放後も家族と共に暮らし2人の子どもを授かったそうだ
世間は色々と言いたがる
"だが既に悪魔の声を振り切った彼らにとっては
もはや些末な問題なのかもしれない"
【実話】悪魔が俺にそうさせた。悪魔が取り憑いたから責任はないと主張し無罪に【マンガ/アニメ】
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