8月も残すところ、あと4日。しかし今年は「秋の深まりといった季節の進行が遅くなる」と予想されています。夏が長く、その後すぐに冬が来たと感じるかもしれないそうです。そんな異例の暑さが大気の状態を不安定にしています。
■突風被害 養鶏場や電柱が
27日に突風に襲われた埼玉県坂戸市。被害に遭った養鶏場では鶏舎の屋根がなくなり、鳥かごがむき出しになっていました。市によると、まず鶏舎のトタン屋根が飛ばされて近くの電柱に衝突。電線が引っ張られたのか、合わせて5本の電柱が倒れたということです。
近隣住民
「ご飯食べているリビングのすぐ、庭ですから目と鼻の先で、家の前で電線と雷かな、火花が出た。それが一番怖かった」
屋根が残っていた鶏舎も押しつぶされそうな状態に。その下にいる鶏を救おうと、仮の柱で支えます。
養鶏場の経営者親族
「気温が急に下がり雨が降り出した。その後すぐ雹(ひょう)が降り出した。大体2~3センチぐらいの雹。それがしばらく続いた後に、今度はドカンというような。一瞬、時間で言うと2分ぐらい。経験したことないような風とか雨とかがここら辺を襲った」
■近隣でも突風 釣り堀の魚が…
地元の気象台は、職員を派遣して調査を開始。突風が吹いたのは27日午後6時半ごろのことでした。その時間帯に撮影された映像では、横殴りの雨が降るなか、雷が響きます。さらに雹も混じるように。坂戸市の隣、川島町でも。あらゆるものを吹き飛ばしそうな勢いの突風に襲われていました。
川島町の釣り堀を訪ねてみると。
川島釣り堀 山本勝治代表
「まだ片付けが全面的には終わっていなくて、荷物が散乱して倉庫が倒れている」
雹による急激な水温の低下、そして停電によって酸素を送るポンプが止まったことで、錦鯉や金魚、900匹のうち500匹ほどが死んでしまいました。
川島釣り堀 山本勝治代表
「今週仕入れた魚が全部使えない。まだ残っている魚がいるのでこれから入れるけど、それでも痛手」
同じく坂戸市と接する東松山市でも。所沢のベルーナドームでも停電が発生してプロ野球の試合が一時中断。グッズ売り場にも風が吹き荒れたようです。
■突風の発生時期 7~9月に集中
27日の関東は日中、危険な暑さでした。坂戸市周辺は40度に迫るほど。その影響で大気の状態が不安定となり、活発な積乱雲が次々と発生。地上では激しい雨や雹、突風などの被害に見舞われました。
そもそも突風には発生しやすい時期があります。それは7~9月。この3カ月に全体の半数を超える突風が集中して発生していました。2013年9月のはじめに、さいたま市で発生した竜巻では76人が負傷。2000軒を超える住宅に被害が出ました。
今年、異例の暑さがまだ続くとなれば、大気が不安定な状態も長引くことに。つまり突風の発生しやすい状況が今後も続く恐れがあります。
今回、被害に遭った人たちからは。
養鶏場経営者の親族
「もう復活できない。この状態では」
(Q.もう1回、養鶏場を立て直すのは)
「もう年なので、今からまたやることはないと思う」
川島釣り堀 山本勝治代表
「先週も実をいうと最高気温がここ43度だった。天幕をして日陰のところで43度あったんです。雨降らないかなと思ったら今週この状況なので。2週連続でもうどうしようもない状況」
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
長引く“猛烈残暑”が災害リスクに…埼玉・突風被害 屋根が吹き飛ばされた養鶏場【報道ステーション】(2025年8月28日)
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