捜査で訪れた火災現場から現金を盗んだ罪に問われている「ミスター火災犯」と呼ばれた元刑事の初公判で、検察側は「事件性がない火災現場では詳細な捜査はされないと考え犯行に及んだ」と厳しく指摘しました。
■動機判明「住宅ローンを抱え不安」
元警視庁捜査1課警部 政野亮二被告(51)
「間違いありません。申し訳ございませんでした」
都内3カ所の火災現場から合わせて現金600万円余りを盗んだ罪に問われている政野被告。12日、東京地裁で開かれた初公判で起訴内容を認めました。
起訴状によると、政野被告は2022年、渋谷区笹塚の火災現場でおよそ341万円、去年、港区赤坂でおよそ300万円、今年1月、江東区で1000円を盗んだとされています。
警視庁捜査1課で火災犯捜査の係長を務め、捜査関係者によると「ミスター火災犯」と呼ばれていました。
検察側は冒頭陳述で、政野被告は事件性のない火災現場では詳しい捜査はされないだろうと考え、犯行に及んだと指摘しました。
元警視庁刑事 吉川祐二氏
「捜査1課の火災犯(捜査)ということで、収納する場所を把握していたことも考えられる。そのようなもの(現金)がありそうな場所を担当することもできないわけではない」
元警視庁刑事の吉川さんは、政野被告が火災犯捜査の中で係長だったことで犯行が発覚しにくくなっていた可能性があるといいます。
吉川氏
「人を指導するような立場でもあった。人の目が来ないと踏んでいた。火事の現場においては(捜査が)分担されて行われる。そこを狙ったこともあり得る」
検察側の冒頭陳述によると、今年1月の江東区の火災現場で消防職員が、政野被告が現金をポケットに隠す様子を目撃して上司に報告。上司が警視庁に通報して、事件が発覚したということです。
犯行の動機については…。
検察側の冒頭陳述
「住宅ローンを抱えるなか、漠然とした不安があった。新しく開設した口座に盗んだ現金を入れ、生活費の足しにしていた」
(「グッド!モーニング」2025年8月13日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
“火事場泥棒”元刑事認める 「ミスター火災犯」動機判明 「住宅ローンを抱え不安」【グッド!モーニング】(2025年8月13日)
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