8日朝に線状降水帯が発生した九州南部にまたも強い雨雲がかかってきています。霧島市では24時間で500ミリという経験したことのない大雨に見舞われた鹿児島県では、再び雨が強まっていて、一層の警戒が必要です。
■裏山崩れ住宅倒壊 1人不明
姶良市内を流れる網掛川の護岸は崩れ落ちていました。ドローンで見ると下流にも被害が出ています。中には転落してしまった車も。線状降水帯が発生した時間帯、周辺の住宅では。
住民
「ギリギリまで水が来て、池みたいになって、ちゃぷちゃぷしている感じ。全然気付かなくて寝ていた」
網掛川の少し上流では橋が流されていました。
住民
「生活道路だったので、通学のために橋を使っていて、どうするのかなと」
裏山が崩れて全壊した住宅も。この家に住む4人のうち3人は安否が確認できましたが、まだ30代の女性と連絡が取れていません。
近隣住民
「新聞配達を毎朝している。知っている女の子だから心配。経験のない雨。強かった。雷もでかいのがドーンと落ちて電気がこなくなった」
隣の霧島市では川沿いにあった郵便局の駐車場が崩れ落ちました。転落した車に人が乗っていたとの情報はなく、ここでの人的被害は確認されていません。被害に遭う前は、郵便局に向かって小さな橋が伸びていました。その橋ごと流されてしまったようです。
土砂崩れが起きた木材を加工する工場。中を見せてもらうと。
木工業の会社経営者(71)
(Q.足を入れるとこれだけつかってしまう。この分だけ機材も埋まっている)
「配電盤が濡れているからスイッチを入れられない。全部取って乾燥してからでないと」
(Q.今はまだ確認できない)
「(電源を)入れたらショートする」
今回、記録的な雨となった原因は活発な前線です。前線近くの九州南部には、大陸からも暖かく湿った空気が流れ込んでいました。つまり、積乱雲がどんどん発生しやすい状況が続いていたのです。
午前1時過ぎには鹿児島県に線状降水帯が発生。そして、午前5時前にも2回目となる線状降水帯ができました。いずれも夜明け前のこと。これを受け、気象庁は鹿児島県霧島市に大雨特別警報を発表しました。鹿児島空港があるのも霧島市。わずか半日で平年8月のひと月分の2倍に迫る雨量となりました。
■キャンプ場で一時40人孤立
夏休みだった人も多かったようです。霧島市にあるキャンプ場では道路が寸断され、一時40人ほどが孤立しましたが、利用者らは車を置いたまま無事、避難しました。
キャンプ場の管理人
「エアコンが利かない。電気が来てない、停電状態。体調が悪化すると大変。できるだけ今日のうちに避難していただこうと」
■水道管破損・2万世帯 断水の恐れ
大雨により送水管が破損したため、市によると約2万世帯で断水になる恐れがあるといいます。
給水に訪れた人
(Q.炊事はどうしている)
「準備をしていたら止まったので途中でやめて。早く行かないとなくなる」
こちらの女性はもう2回目です。
給水に訪れた人
(Q.近所の人の分も)
「年配の方なので1人で水汲みに行けないから。こまめに水をとってもらわないと、室内で熱中症になる」
すぐ側を流れる川の水が押し寄せた住宅。給水に行こうにも車が動きません。
自宅が断水した人
「まあ大変だわ。洗い物も何もできない」
(Q.水が使えないと何が大変)
「トイレとか大変。昼から全然トイレもできていない」
(Q.9日以降も降るかもしれない)
「もうどうしようもない」
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
霧島市で水道管破損“2万世帯”断水の恐れ 鹿児島に『線状降水帯』被害拡大【報道ステーション】(2025年8月8日)
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