埼玉県でマンホールに転落した作業員4人全員が死亡しました。八潮市の道路陥没事故を受けて行った下水管の緊急点検中の事故でした。
■硫化水素吸い意識喪失か
埼玉県北部にある行田市。消防によりますと、2日午前9時半前、「下水道の清掃作業時に作業員がマンホールに落下した。姿が見えない」と、作業員の同僚から119番通報がありました。
警察によりますと、マンホールの中で一人が作業していたところ、落下の音が聞こえたため、3人が助けに行きましたが4人とも転落したということです。
近くに川が流れているため、マンホールは通常よりも深いおよそ12メートルあり、直径2.6メートルの下水管につながっていました。
現場で作業していた男性
「下水管を川(の対岸)に通す場合、川の下に管を通す。その箇所の調査があるんでその事前の清掃です」
今回の作業は、1月に同じ埼玉県の八潮市であった道路陥没事故を受けて行われたもので、下水道管の点検のために清掃をしていたところでした。
そして、通報からおよそ6時間半。4人すべての作業員が救出されましたが、いずれも心肺停止の状態で搬送、その後、死亡が確認されました。マンホールの中には人体に有害な硫化水素が充満していました。
朝日新聞によりますと、県警は、硫化水素を吸い込んだことが転落につながった可能性もあるとみて、業務上過失致死容疑も視野に捜査を進める方針です。
硫化水素は、その濃度が高くなればなるほど危険だと専門家は指摘します。
福岡大学 佐藤研一教授
「硫化水素は吸うと非常に猛毒なガスの一つです。あまりにも高濃度だったために、意識を失ってしまったのかもしれません」
行田市はこの日、最高気温39度を記録。高温な環境では、硫化水素が発生しやすいといいます。
佐藤教授
「暑い気温がどれくらい影響しているか分かりませんけども、温度が高いところでも硫化水素ガスが出ると言われています」
(「グッド!モーニング」2025年8月3日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
マンホールに転落した作業員4人死亡 “八潮陥没”受け水道管点検中 埼玉・行田市【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年8月3日)
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