31日は今年2回目の「土用の丑(うし)の日」です。うなぎを食べて猛暑を乗り切ろうという人も多いのではないでしょうか。そのうなぎで町おこしをしようと奮闘する人々を取材しました。
■巨大施設に陸上養殖3万匹
ふっくらとした身に、香ばしいタレの香り。日本人にとって、うなぎは特別な存在ですが…。
八ツ目や にしむら目黒店 松本清店主
「もう今度ウナギの仕入れの価格がいくらまで上がっちゃうのか、もう想像もつかないですね」
今年6月のウナギの平均価格は、1キロあたり5489円。近年は5000円を超えて高止まりが続いています。そのウナギが今後、さらに値上がりする恐れがあります。
というのも、EUが資源量減少の懸念があるとして、今年11月のワシントン条約の締約国会議で、ニホンウナギやアメリカウナギなど18種類のウナギの国際取引を規制する案の提出を決めたというのです。
小泉進次郎農水大臣
「今般のEUの決定は極めて遺憾であります」
案が採択されれば、海外の事業者が輸出に慎重になり、その結果、日本でウナギの価格が上昇する可能性があります。
そんな現状を打破すべく、最新の技術を使って、ウナギの養殖に取り組んでいる企業があります。
平沼水産 福岡宝昌さん
「(Q.ここにはどのくらいウナギがいる?)今はですね、全部合わせると3万匹くらい」
“海なし県”の埼玉県にある平沼水産の施設。ウナギを陸上で養殖しているのです。直径8メートルの「50トン水槽」を6基備えていて、一つの水槽で最大1万3000匹のウナギを育てています。
「陸上養殖」と「水上養殖」では、どのような点が違うのでしょうか?
福岡さん
「陸上養殖のメリットなんですけども、やはり屋内なので気候や気象の影響がないというところと、一定の環境で育てることで、ある程度大きさだったり品質を一定に保つことができるというところですね。うちのように水を循環させて使うことで、使う水の量を最低限のもので養殖できる」
「(Q.水上だとこの規模でできない?)難しいと思います」
育ててから7カ月、食用に適したサイズになったウナギは、2週間ほど泥抜きをした後、調理されます。
この養殖場、レストランも併設。先ほどまで生きていたウナギを、その場でさばいて提供しています。
うなぎを食べに来た客
「うまいですよ」
うなぎを食べに来た家族
「おぉ~すごい!おいしい!」
施設では他にも、ウナギの餌(えさ)やり体験や、養殖の際に出た排水を利用して野菜を育てる活動も行っています。
福岡さん
「陸上養殖で、埼玉でもおいしいうなぎが食べられるよというのがPRとなって、もっと埼玉の活性化につながればいいかなと思っています」
(「グッド!モーニング」2025年7月30日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
“海なし県”埼玉がうなぎで町おこし 巨大施設に陸上養殖3万匹 鮮度抜群の料理も【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年7月30日)
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