与野党の党首が、参院選後、初めて、国会内で一堂に会しました。日米関税交渉の合意内容について、石破総理から説明を受けるためです。
日米関税交渉は、続投の最大の大義。合意したのであれば、進退にも話が及んでもおかしくありません。
石破総理
「(Q.先日の参議院選挙後、総理は続投を表明しています。理由などについて、どのような説明されたのでしょうか)私から、これから先のことについて説明したかというご質問だとすれば、そういうことはご説明はいたしておりません」
公明党 斉藤鉄夫代表
「自民党としては、しっかりと石破総理を支えていく体制で、野党との協議にのぞんでいくことが、アメリカとの関税交渉を力強く進めていくうえで、必要なのではないか」
対する野党も、当面、続投を容認するような雰囲気です。
立憲民主党 野田佳彦代表
「合意文書を作らずにやっていくと、解釈の仕方によって、どんどんとまた揺さぶられていく可能性は、どの党も懸念として持っていたということは申し上げたい。きちっと、やっぱり(日米)首脳会議やって、合意文書をつくるようなことをやらないと危ういなという印象」
総理が関わる今後の主な日程です。
8月1日に臨時国会が召集され、6日と9日には、原爆の日の式典があります。15日は、戦後80年の終戦記念日。石破総理は、メッセージを出すことに意欲を示しています。20日からは、アフリカ開発会議が控えていて、このうえ、さらに日米首脳会談を行うというなら、当面は続投せざるを得ません。
日本維新の会 前原誠司共同代表
「国民民主党の玉木代表が『中身を確認しなきゃいけなないので、総理、続けなきゃいけませんよね』と言ったら、『進退については、一切、言ってません』と二度三度言っていました。それが印象的でした」
国民民主党 玉木雄一郎代表
「実施するためには、相当時間がかかるので、ある意味、石破総理の続投の意欲も強く感じた」
共産党 田村智子委員長
「最後に『辞めません』と一言、言っていました。(Q.辞めないと)はい。(Q.問わず語りで)合意文書が必要でしょとのやり取りの中で」
野党第一党の立憲民主党。1日からの臨時国会で内閣不信任案を突き付け、退陣を迫ることもできるはずですが、及び腰です。
テレビ朝日政治部 村上祐子野党キャップ
「いま辞めると、早ければ、来月の臨時国会で、新しい総理を選ぶ選挙が行われる。立憲としては、野党で結束して、野田代表の名前を書いてもらい、政権交代につなげたい考え。国民民主党の玉木代表は『基本的には玉木雄一郎で結束する』と明言。立憲主導で野党をまとめきれていない。ある幹部は『準備が整っていないので、石破さんにいま辞められたら困る』と」
一方の自民党。石破総理への不満はくすぶりますが、大きなうねりになっているとは言えない状況です。
青年局は、午後、森山幹事長に緊急提言を提出。「事実上の退陣要求」だといいますが、どうも歯切れが良くありません。
自民党 中曽根康隆青年局長
「我々は、総裁を引きずりおろす、または、首取り合戦に参加する意向はまったくありません。ゴールはそこではありません」
求めたのは、大敗した参院選を総括したうえで、執行部が責任を取ること。総括は、8月中に行うことになっているため、8月までは続投を容認した形です。
かろうじて気を吐いているのが、旧茂木派や旧安倍派など、非主流派とされる議員が中心となっている署名活動です。求めているのは、石破総理の責任を問うための両院議員総会の開催。党則には、所属する国会議員の3分の1以上が要求すれば“招集すべきもの”と定められています。
署名を取りまとめているのが、農水副大臣を務める笹川議員です。
自民党 笹川博義衆院議員(旧茂木派)
「(Q.署名活動の進捗について)進捗状況について、現時点で3分の1はクリアしました。過半を目指して頑張っていきたい」
上積みを目指すのは、党内の反対勢力が、今後、署名した議員に圧力をかけ、取り消しを迫るといった事態が考えられるためです。
笹川博義衆院議員
「(Q:現状は何人)だから、クリアはしました。現在進行形で集まっているので、別に何人ということではなくてクリアはしました3分の1は。過半を目指して頑張っていきます」
署名には、ポスト石破の1人と目される高市早苗氏も名を連ねているといいますが、総会が実際に開催されるかは見通せません。
財界との懇親会に出席している石破総理。今後の決意を力強く語りました。
石破総理
「本当に国家、国のためにありがとうございます。私たちも同じ思いで国政にあたってまいりたい。今後も日本のために、次の時代のために、戦ってまいりたいと思います」
◆今後、“石破おろし”の動きはどうなるのでしょうか。
28日には、『両院議員懇談会』の開催が決まっています。ここで何かを決めることはできず、あくまで議員が意見を表明する場という位置づけです。
これに対して、自民党の一部の議員が、議決権のある『両院議員総会』の開催を求めて、3分の1以上の署名を集めました。
これと似たような動きが過去にもありました。
2009年、当時の麻生総理に退陣を求める、いわゆる“麻生おろし”の動きが過熱。両院議員総会の開催を求めて、議員の3分の1以上の署名が集まりました。
しかし、執行部は総会の開催を拒否。議決権のない懇談会の開催にとどまりました。結局、直後の衆院選で自民党は惨敗し、政権交代につながりました。
官邸キャップの千々岩森生記者は、「28日の懇談会は予定通りに行われるだろう。その後、総会の開催要求があったとしても、あくまでも判断は執行部に委ねられ、総会が開かれる可能性は低いのでは」といいます。
8月1日には、臨時国会が召集され、4日には石破総理も出席する集中審議が行われる予定です。
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
党首会談開催も野党は様子見 『総会』開催の署名数に届くも…“漂流”する石破おろし【報道ステーション】(2025年7月25日)
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