フランスのマクロン大統領が、9月の国連総会でパレスチナを国家として承認すると表明しました。背景にはガザ地区で今起きていることへの強い危機感があるようです。
「人為的な集団飢餓」WHOのトップはガザの状況をそう言い表しました。物資の輸送がイスラエルにブロックされ、行き渡っていません。この1カ月半で1000人以上が飢えた末に亡くなりました。
マクロン大統領のX(24日)
「フランスとしてパレスチナ国家を承認することを決断した。喫緊の課題はガザの戦争終結と市民の救出だ」
マクロン大統領は当初、6月の国際会議で国家承認する考えでしたが、イスラエルのイラン攻撃で会議が延期されていました。
フランス マクロン大統領(今月8日)
「ガザが廃虚と化し、ヨルダン川西岸が毎日のように攻撃される中、パレスチナ国家構想はかつてないほどの危機を迎えています。私に言わせれば、二国家解決とパレスチナ国家承認こそが、中東全域の平和と安定を築く唯一の道なのです」
第二次世界大戦を経て1948年に建国されたイスラエル。パレスチナの人々は故郷を追われました。その後もイスラエルは占領地域を拡大。武力衝突が繰り返されてきましたが、1993年のオスロ合意でパレスチナの暫定的自治が認められます。国家を樹立し、イスラエルと平和的に共存する二国家解決への機運が高まったものの、実現に至らないまま迎えたのがハマスによる大規模攻撃でした。
執拗にガザ地区を攻撃し荒廃させるイスラエルに圧力をかけるべく、去年、スペインやノルウェーなどがパレスチナを国家承認しました。現在140カ国以上ある承認の輪に日本やアメリカは加わっていません。フランスが承認すればG7で初めてとなります。
イスラエルが今も入植地の拡大を図るヨルダン川西岸地区。
男性
「フランスは勇気ある決断を下しました。ただ、世界を牛耳る他の国が、この決定を受け入れるでしょうか?」
フランスの動きにネタニヤフ首相は。
イスラエル ネタニヤフ首相のX
「今のような状況でのパレスチナ国家樹立は、イスラエル抹殺の足掛かりとなり、平和的共存にはつながらない」
イスラエルのエリヤフ遺産相は「ガザには飢餓など存在しない」と発言しています。
ガザ地区の父親
「この子に何の罪が?ミサイルでイスラエルを攻撃するとでも?戦争が続くのは構わないが、援助物資を子どもたちに届けてくれ。この子も手を離したら亡くなってしまうかもしれない。そうしたら取り返しがつかない」
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
G7初の決断 フランスがパレスチナを国家承認へ イスラエルは反発【報道ステーション】(2025年7月25日)
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