20日投開票の参議院選挙。全国最多の32人が立候補し、激戦区となっている東京選挙区です。選挙戦が終盤に入っています。
■自民党からは鈴木大地氏、武見敬三氏が立候補
自民党 新人
鈴木大地候補(58)
「プールには毎日飛び込んでいたのですが、この国政の場に今回初めて飛び込みます」
自民党から立候補している、オリンピック競泳の金メダリスト・鈴木大地さん。陣営のスタッフのシャツには「836」、現役時代の代名詞「バサロ」の文字が…。
初代スポーツ庁長官にも就任し、知名度も抜群です。
「元々は体が弱くて水泳を始めました。日々鍛錬をしてオリンピックに行かせていただくことができました。スポーツの力、そして政治の力、これを合わせて、大きく、大きく社会をですね、動かしてまいりたいと思っています」
東京選挙区には2人が立候補している自民党。
「何人出ようと、自分なりのベストを尽くすだけで、目の前の選挙戦に集中していくだけです」
選挙戦序盤にそう話していましたが、終盤に差し掛かり情勢は大きく変わってきていました。
自民党 現職
武見敬三候補(73)
「極めて厳しい状況でありますが、私は最後の最後まで戦う意志であります」
自民党の現職・武見敬三さん。去年まで厚労大臣を務めた実績をアピールします。
「私が昨年10月1日まで、この厚生労働大臣をしていた時、最も重視したのは少子化対策。しっかりと助成金を出して男も育児休暇をとりやすい、こういった仕組みをとらせていただきました」
選挙戦が始まって2週間。
「想定外はありません」
「厳しい選挙戦」となるのは想定通りだったといいますが、日を重ねるごとに痛感させられることがあったといいます。
「社会の中で、なかなか物事が思うように進まないというストレスがやはり政治的に大変たまっているということは選挙戦の中で痛切に感じました。こういう政治的なストレスというのは、理屈を抜きにした一つの感情の高まりだと思います。それがやはり新しい勢いを作っている」
■公明・川村雄大候補 名前の浸透に奔走
公明党からは41歳の川村雄大さん(41)が立候補。
「医師として約14年間、文字通り多くの患者さんの命の現場に向き合ってまいりました」
外科医でもある川村さんは、その経験から医療の改革を訴えます。
「医療提供体制は守り抜かなければならない」
「想定外も何も私初めてですので、何かを想定したっていうよりかは本当にしっかり目の前の戦いに、選挙戦にしっかり臨むということを心がけています」
そう話す川村さんですが、陣営は番組の取材に…。
「15年ぶりとなる新人の候補者であり、当初想定していた以上に名前の浸透に苦慮していることを感じております」
これまで東京選挙区に出馬していたのは、長年、代表を務めた山口那津男氏です。陣営は「山(山口)から川(川村)へ雄大な海へ」とSNSで発信し、名前の浸透に奔走しています。
「山口那津男さんは私もすごく尊敬する先輩でございましてプレッシャーもありますけども、私は私らしく新人として挑戦者でございますので、しっかり私の持ち味、私がやってきたことをしっかりお訴えする、そのことに集中しています」
■立憲からは塩村文夏氏、奥村政佳氏が立候補
立憲民主党 現職
塩村文夏候補(47)
「現職なのに、ちゃんと追い付いている状況がしなくて、それはちょっと怖いなと感じています」
「先ほどから、いろいろな情勢調査が出てきていて、危機的な状況に一気に陥ってしまったと…」
“危機感”を口にするのは、立憲民主党の現職・塩村文夏さん。
「反転攻勢をしっかりと行っていきたいと思っております。これから先、伝えることも変わりません」
塩村さんの主張は公示直後から一貫しています。
「不妊治療の保険適用がしっかりと政府与党も動かして実現することができた。約束をした政策はしっかりと守る」
「1期6年間の実績も皆様に伝えていくということ、この方針は変えず、最後までしっかりと悔いなく戦い抜いていきたいと思います」
現職として実績をアピールする一方で、現職ならではの“難しさ”もあるといいます。
「(Q.想定外だったことは?)それはないですね」
「現職、追われる立場なので、緩んだ瞬間に一気にひっくり返るという想定内だったので、世論の空気もあるから。ラストスパートはできる限りやっていくしかない」
立憲民主党 現職
奥村政佳候補(47)
「最初は何をする人なんだろうな?っていうことがあったと思うんですけど、徐々に伝わってきているのかなと…」
立憲民主党からは、もう1人、ボーカルグループ「RAG FAIR」の元メンバーで、「おっくん」の愛称で親しまれていた奥村政佳さんが立候補しています。奥村さんは気象予報士や保育士など、多彩な経歴を持ちます。
「やはり物価高、そしてそれにどうやって政治が対応していくか。今回の選挙、ポスターには『食料品の消費税ゼロ%へ』と大きく書かせていただきました」
様々な立場から、様々な声を国会に届けると話します。
有権者と握手をしていた時でした。風によって傘が壊れてしまいました。
「おっくん、追い風がすごいね」
ここまでの選挙戦で「想定外」だったことは…。
「想定外なことは3日目くらいで声がつぶれて、そのままずっとしゃべり続けているということですかね。最初に比べると、どんどんとビラを取ってくださる方が多くなったりとか、演説に人が待ってくださることが多くなってきたので、手ごたえ、すごいありますね」
■維新・音喜多駿候補 ドラマ仕立てのショート動画が話題
日本維新の会 元職
音喜多駿候補(41)
「明らかに社会保険料というキーワードが浸透してきていると思います」
日本維新の会から立候補している元職の音喜多駿さんは、手ごたえを感じていました。
「最も重要なのは社会保険料を引き下げる改革です」
「私は“社会保険料を下げる男”。徹底的に調べました」
様々な場所で、公示直後から変わらず訴えているのは「社会保険料の引き下げ」です。
SNS向けに、自身が出演するドラマ仕立てのショート動画も作成し、話題となっています。
ここまでの選挙戦、想定外だったことを聞くと、“意外”な答えが返ってきました。
「想定外?僕が予想以上に嫌われているということじゃないですか?たくさんのご批判の声を浴びますけど…。社会保険料の件が浸透しているからこそ、アンチの方も増えてくるし、賛否両論が巻き起こるので、いい傾向だと思います」
陣営も社会保険料への関心の高まりは「想定外の追い風」としています。
音喜多さんは選挙戦序盤に、こんなことを話していました。
「社会保険料の件に火がつくか、つかないかの勝負なので。着火すれば、僕の勝ち。火がつかなければ負けです」
■共産党から立候補している現職・吉良佳子氏
共産党 現職
吉良佳子候補(42)
「当落線上という混戦状態の中で一票を争っている状況ですので、本当に危機感を持ちながら訴えぬいている」
共産党から立候補している現職・吉良佳子さん。2期12年にわたり、これまで国会でこだわってきた教育問題での実績をアピールします。
「学校給食無償化、広がりました。教育無償化というのは子どもたち自身、若い世代自身の学問の選択肢、将来の選択肢を増やしていく道につながります」
選挙戦も終盤に差し掛かり、手ごたえを感じる一方で、公示直後から“ある変化”も…。
「『吉良は当確だ』みたいな話が選挙序盤から流れていましたけど、情勢報道を見ても、それぞれで全然順位が違う。団子状態になっているということでは本当に一票の行方によって結果は大きく変わりうる選挙だと認識しています。差別と分断をあおるような政治じゃなくて、本当に一人ひとりの命や人権、尊厳をすべての人を守り抜くっていう政治こそが今、必要なんだってことを訴えたい」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年7月17日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
参院選・東京選挙区 最多32人が立候補…議席は7つ 各陣営の“想定外”【前編】【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年7月17日)
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