時速55キロの自動車並みの速度で北上を続けている台風5号。中心気圧は985ヘクトパスカル、最大風速25メートルで三陸沖を進んでいます。
14日午前9時半の千葉市。激しい雨が降り始めました。
千葉と神奈川を結ぶ『東京湾フェリー』は、台風の接近に伴い、強風と高波が予想されるため、始発便から運航を見合わせました。
漁師 田村昌義さん
「対岸に綱を張って、岸壁に船が当たらないように、あっちの対岸で引っ張った。うちらの港は、南風に弱いので、船が岸壁に当たる。台風で船が岸壁に乗る場合があるので、落ち着いているときに」
一方、別の低気圧の影響で、西日本を中心に激しい雨が降りました。
大分・別府市では午前10時半過ぎ、激しい雨で、道路の冠水が始まっていました。
四国・愛媛県今治市では、朝6時ごろ、クリアに見えていた景色が、約1時間後には辺り一面、真っ白になりました。
高知県有数の観光スポット『にこ淵』では、穏やかな滝が濁流に。
越知町周辺の24時間雨量は、200ミリを超えました。これは、平年7月、1カ月の降る雨の半分の量になります。町内では、土砂崩れも発生。先にある集落に向かう幅4メートルほどの道が寸断され、14世帯・29人が孤立状態だといいます。
孤立地区に住む山中千恵子さん(71)
「通れなくなると、病院に思うように行けなくなったりして、買い物にもいけなくなるし。(Q.そういうところが一番不安)はい。いままで我慢していた痛いところもあるし、長引くと、大変、困ります。町内に出ていけない、仕事場にも行けない」
気象庁は、線状降水帯発生予測を、三重・岐阜・愛知・静岡に発表しています。線状降水帯が発生すると、大雨災害の危険度が急激に高まることがあります。
名古屋地方気象台 松井博之統括予報官
「いま、線状降水帯予測が西日本でないからといって、東海地方でないというわけではありません」
港町である三重県鳥羽市では、豊漁や航海の安全を祈念した『くじら祭り』が開かれていました。祭りの楽しげな雰囲気の最中、警戒レベル3の『高齢者等避難』が発令されました。花火大会は中止。祭りも予定を大幅に早めて終了しました。
同じく、線状降水帯発生予測が出されている静岡県。
農家の対策はすでに、始まっていました。
大久保園芸 佐野公彦理事
「(線状降水帯の)心配な時間が、ミツバをする時間。朝、早いので、収穫と重なると、収穫自体ができないのが、心配」
こちらの農家は3年前、大雨の影響で、近くを流れる用水路が氾濫。農業用ハウスや作業場が浸水しました。ミツバを育てるためのコンプレッサーや、制御盤も浸水の経験から少し上に設置しています。ただ、心配は尽きません。
大久保園芸 佐野公彦理事
「実は、浜名湖が近いので、潮の高さというか、満潮時だとその辺も影響するので、時間帯にもよる。過去を超えてくるような雨が降るとか、水が出るということになると、被害はかなり出るのかな」
15日、台風は関東から遠ざかるものの、雨は、14日より強まり、大雨になるところも予想されているため、引き続き、注意が必要です。
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
東海地方に“線状降水帯予測”台風5号 東北地方に最接近…あすも警報級大雨の恐れ【報道ステーション】(2025年7月14日)
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