参議院選挙の東京選挙区は、全国最多となる32人の候補者が乱立しています。7つの議席を巡って熾烈(しれつ)な戦いが繰り広げられるこの注目の選挙区について、3日間にわたってお伝えしています。最終日の10日は、新興勢力を含む6人の候補の戦いを追いました。
■公認見送り騒動も出馬決意
「山尾志桜里です。本人です」
「よかったよ、無所属で正解でした。自分らしく頑張れます」
国民民主党から公認を見送られ、無所属で出馬した山尾志桜里さん(50)。右でも左でもない、中道政治の実現を目指します。
「よく言われます。憲法改正を言って左の票をなくし、女性天皇(容認)を言って右の票をなくす。山尾さんの票ってどこに残っているんですかと。 残っていますよね、ここにありますよね」
SNSには誹謗(ひぼう)中傷や脅しも届いていますが、翌日の日程は必ずオープンにすると決めています。
「誹謗中傷に負けず挫折もせず、自分の力でもう一回出馬をして勝っていく。ポジティブなメッセージを見せたいと思っている」
■国際弁護士「賃金を上げる」
「今の世の中治る。排外主義とかで、変なふうにあおってほしくない」
社民党から出馬した西美友加さん(53)は、ニューヨーク州と日本の弁護士資格を持つ国際弁護士です。選挙活動中にも、依頼人から電話がかかってきていました。
「仕事、仕事、仕事。もちろんじゃないですか。だって誰もお金くれないもん。働かないと食っていけない」
食料品の消費税ゼロに加え、社会保険料の労使負担の割合を変更することで、実質的な手取りアップを訴えます。
「中小零細事業者にしっかり給付補償することによって、最低賃金を引き上げます。そうすれば、みんなの賃金が上がるんです。みんなの年金が上がるんです」
「難しいところなんですよね。分かってるんだけどな。なかなか伝えきれない」
■ロシア語のスペシャリスト
石丸伸二代表が率いる地域政党「再生の道」から出馬した吉田綾さん(40)は、ロシアの日本大使館に勤務した経験もあるロシア語のスペシャリストです。出馬を決めた理由は…。
「一番大きかったのは、今4歳になる息子が1歳になった時になかなか保育園に入れなかったということでした。私の子どもはダウン症で、障害があります」
政治の問題・社会の矛盾を正すため、政治家を目指す決意をしました。
「同じように税金を納めているのに、なぜ保育園に入れないのか。なぜ生活のサポートを受けられないのか。そんな憤りが非常に強く込み上げてきて。今回、ビジネスの世界から政治に向かうことを決めた」
■“ゆとり”でいじめ撲滅訴え
「いじめ撲滅が達成できなければ、日本の未来はないと考えています」
「みんなでつくる党」から出馬した酒井智浩さん(55)は、いじめ撲滅と経済復興の2本柱で訴えます。
「皆さんがゆとりある生活、ゆとりある心を持てれば、今まで許せなかったことが許せるようになると思います。それがいじめ撲滅につながると確信しています」
企業が所有する設備などを買い取り販売する会社を経営している酒井さんは、会社の倒産には前兆があるといいます。
「根拠のない自信があって、今やばいなと、日本の政府やばいなと」
目下の課題は、これまで縁のなかったSNSの活用です。
■新興勢力 選挙活動にもAI
「今不足しているものがあります。それは、AI(人工知能)を分かっている国会議員がいないことです。AIを分かっていなければ、適切に規制することもできない、しっかりと生かすこともできない」
AIとIT技術の推進を唱える「チームみらい」から出馬した峰島侑也さんは、35歳という若さが売りの一つです。
「若いので、50年後の日本についても自分のこととして捉えることができます」
選挙活動にもAIやIT技術が生かされ、インターネットサイトにはポスター張りのボランティアなど、有権者が党の活動に参加できるページが用意されています。
「例えば、この今選挙区ポスターです」
地図をクリックすると、まだポスターが張られていない掲示板が一目瞭然。ゲーム感覚でいろんな活動に参加し、ポイントを競う仕組みです。
「私自身も参加しています。いろいろ頑張っているんですが、サポーターの方々の活動がすごくて、なかなか上位に食い込めない」
■保守をストレートに主張
日本保守党の小坂英二さん(52)は、外国人の受け入れに関して一定のルールを作るよう訴えています。
「今、外国人が途方もなく増えてきて、生活環境が悪化をしたり、犯罪を犯したり、日本人が被害を受けるというケースがものすごく多く生まれています。労働力不足で、どんどん入れましょう。そんなことやってます。無責任です」
荒川区議を長年務めた小坂さんは日本を取り巻く安全保障にも関心が高く、2012年には尖閣諸島の魚釣島に上陸した経験を持ちます。
「日本を守るために何が必要かを、有権者にストレートに訴える。これに尽きる」
参院選の争点である減税については、食料品の消費税率を恒久的に0%にすべきだという立場です。
■異例の経歴も 選挙活動自粛
NHK党から出馬した石丸幸人さん(52)は法律事務所を創設した弁護士であり、現在はそこを離れ、美容クリニックを経営するなど異色の経歴の持ち主です。
しかし、先日弁護士事務所の元従業員が起こした殺人事件を受け、選挙活動を通じて有権者が弁護士事務所の名前をイメージすることを危惧し、今回選挙活動を自粛することを決めました。
■7議席めぐり真夏の首都決戦
このほか立候補しているのは、届け出順にご覧の方々です。
東京選挙区は定数6に加え、欠員1人を補うことになっていて、7人が当選することになります。
既成政党に新興勢力、諸派や無所属の候補など32人が争い、大混戦となっています。
(「グッド!モーニング」2025年7月10日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
7議席めぐり真夏の首都決戦 参院選東京選挙区に32人立候補 3回目【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年7月10日)
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