「運のいいことに能登で地震があった」自民党の鶴保庸介参議院議員の応援演説での発言に、党の内外から批判が相次いでいます。鶴保氏は9日に謝罪会見を開きましたが、議員辞職は否定しています。
8日、和歌山市で開かれた参議院選挙の自民党候補者を応援する集会。自民党の鶴保議員は、複数の拠点で生活したり、働いたりする『二地域居住』の必要性を説明する際、こう発言しました。
自民党 鶴保庸介参院議員
「総務省は、こういう時には立ちはだかって反対をするんです。しかし、今回に至っては本当に協力的でした。むしろ率先してやってくれたと言ってもいい。運のいいことに能登で地震があったでしょ。能登で地震があった時に、地震の“上の方”であったのは輪島だとかタマなんだっけ。上の方ね。能登半島の北。輪島市の市役所もないのに金沢市に住んで、新しい被災地域のための補助金をもらうのに、自分の住民票をもらうのにいちいちいちいち市役所がまともに動いてもいない所へ3時間かけていくのは“おかしいじゃないか”という話になって。結局、緊急避難的にですけど、金沢にいてでも輪島の住民票がとれるようになっていったんですよ。“やりゃあできるじゃないか”という話になってしまいました」
和歌山選出で今回は非改選の鶴保議員。自民党候補者の選対副本部長として登壇しました。参議院では予算委員長という要職についています。8日深夜に発言を撤回し、陳謝する内容のコメントを発表していました。そして9日に会見を開き、改めて謝罪しました。
自民党 鶴保庸介参院議員
「今回の発言につきまして、能登地方が被災したことを『運よく』などと発言してしまいましたが、思った発言では全くありません。被災地への配慮が足りなかったと反省をしております。陳謝のうえ、撤回をさせていただきたい」
東京大学法学部を卒業し、1998年に初当選してから当選5回。現在58歳。発言の責任については。
自民党 鶴保庸介参院議員
(Q.辞職・離党は考えているか)
「そこまでは考えていません。現状ですよ」
(Q.何か責任を取る考えは)
「私が責任を取ることで皆さんの気持ちが収まるならば、どういう形であっても私はやぶさかではありません」
森山幹事長は9日、電話で“厳重注意”したといいます。
自民党 森山裕幹事長
「本人も発言を取り消して、おわびもしっかりしているが、ただこれは震災にあっている地域の皆さんの立場を考えると、発言としては極めて適切ではない」
石川県内で話を聞くと……。
富山出身
「何でそんなこと言うのかなと。ボランティアに行ってたこともあって。いやあ、ちょっとありえんなと」
能登出身
「自分のところに災いがなければ、それでいいという考え方というか」
(Q.参議院議員の人で)
「その程度の人がたくさんいるんじゃないですかね」
男性
「能登半島、特に石川県の北半分に気持ちを寄せてもらってることが全て台なしになった。全てちゃら。あの人の一言で。言葉というのは人を殺す場合もあるし、人を助ける場合もあるし、勇気付ける場合もあるから。いい歳なんだから言葉をもう少し理解する」
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
「運のいいことに能登で地震があった」自民・鶴保議員が陳謝…離党・辞職は否定【報道ステーション】(2025年7月9日)
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