7月1日、富士山の山梨県側が山開きしました。無計画な登山客が問題となる中、今年からは対応する職員の権限が大幅に強化されています。これまでとは少し違った山開きになっているようです。
山梨県側から登る吉田ルートの5合目では、今年できた頑丈な門が開きました。命を守るため新たなルールでの山登りが始まります。周知するのは『富士山レンジャー』、安全指導などを行う県の職員です。タンクトップ姿の外国人が目の前を通り過ぎようとしますが呼びとめます。
富士山レンジャー
「服はありますか?」
フランス人登山者
「え?」
今シーズンから登山にふさわしくない格好をしている人などは、入山拒否できるように。一方で、拒否された側は登山を諦める必要はありません。装備を売店で買ったり、借りたりできるようになりました。
フランス人登山者
「1万5000円したよ」
「パンツも買った」
(Q.準備はできた)
「ああ、これから登るよ!」
入山証となるリストバンドを手に再出発します。さらにこんな場面も。
登山者
「これはレインコートです」
富士山レンジャー
「いやこれはレインコートではない。これがレインウエア。防水です」
「これは蒸れちゃう。今はいいけれど」
「風が吹いたら危ない」
上下が分かれた雨具も富士登山に必要な装備の1つとして挙げられています。このほかにも安全対策強化のため、入山料は4000円に値上げされました。ゲートは昨シーズンよりも2時間早く、午後2時に閉鎖するように。それ以降は登り始めることができません。
ルールが変わった理由は、これまで繰り返されてきた無計画な弾丸登山を防ぐため。そして、寒さで命を落とす可能性があるにもかかわらず、薄着で登る人たちを止めるためです。1日は約50人に指導しました。
パトロールでは、登山者が無理をして体調が悪くならないように積極的に声を掛けていきます。
富士山レンジャー
「今日どこまで行く?」
登山者
「山小屋7合目のトモエ館」
富士山レンジャー
「泊まる感じ?」
登山者
「ペース良ければ、もっと上に行きたいんですけど」
富士山レンジャー
「今あんまり頑張ると、明日の朝、頭が痛くなる可能性もある」
見つけたのは地面に座る男性。靴ずれができてしまったといいます。
登山者
「コットンくださるというのでお言葉に甘えて。靴は履きなれてはいたが、スニーカー自体が単純に」
(Q.スニーカーというものに)
「履いてなかったので、足がプニプニになってしまった」
下山はせずに、予約していた山小屋に泊まって休むといいます。
レンジャーは手応えを感じています。
富士山レンジャー 櫻井美穂さん
(Q.「自分ならできる」という人も)
「そういう人ばかり。私は大丈夫だからみたいな」
富士山レンジャー 藤間由起さん
「それが今年は“本当に危ない”と思ったら止められる。その人の安全、皆の安全も守れるのでは」
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
レンジャー「皆の安全守れる」軽装登山者に“入山拒否”も 富士山新ルールで山開き【報道ステーション】(2025年7月1日)
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