28日、中国に返還される和歌山県のアドベンチャーワールドのパンダ。“ベテランママ”の良浜、その子どもである結浜、彩浜、楓浜。4頭とも日本で生まれ育ち、たくさんの人に愛されてきました。
セレモニーでは、涙を流す人の姿もありました。
来場者
「私たち元気もらったので、向こうで元気にやってほしい」
約30年前、世界で初めて中国との共同繁殖研究を行うため、2頭を迎え入れました。このとき、来日したのが、後に16頭の子パンダを設ける“スーパーパパ”永明。
世界的な成功事例として注目されたことから、中国で“伝説のパンダ”と呼ばれています。
人々を魅了し続けるパンダたち。ひときわ人気なのは、赤ちゃん時代の姿です。
アドベンチャーワールドに計300回ほど通い、和歌山から動画を配信し続けてきた垣口洋美さん。
垣口洋美さん
「自分の子どもみたいな感覚で見てきた。もう家族みたいな感じなので、いなくなっちゃうのがすごい寂しさ」
4頭が返還される予定の中国・成都にある研究所。そこには、先に帰ったお兄さんパンダの姿があります。
名前の多くに『浜』がつくことから『浜家』と呼ばれる和歌山育ちのパンダたち。現地のファンからも愛されています。
午後4時半ごろ、いよいよ迫ってきたお別れの時間。
最後のあいさつを終え、涙する少女がいました。
森早矢香さん(16)。公募に出した『彩浜』という名前が選ばれました。
森早矢香さん
「特に彩浜は、名付け親で思い入れがあって。ほんまに寂しくて…つらくて…頑張れないんですけど」
森さんには、夢があります。
森早矢香さん
「ちっちゃいころから、パンダの飼育員になりたくて、頑張ってきて、でもこんな事態になってしまって。最初は、このニュースを聞いたときに…もう…自分じゃなくなるような感じだったんですけど。中国で働けるように、頑張っていこうと。(Q.どんな飼育員になりたいですか)パンダたちから寄ってきてもらえる素敵な飼育員さんになりたい」
飼育員から告げられる、お別れの言葉。
飼育員
「2018年8月14日に、わずか75グラムで生まれた彩浜。小さいころは甘えん坊だったのに、成長するにつれて、どんどんグルメで、気まぐれなパンダに育ち、毎日のように振り回されていたこともいい思い出です。良浜、結浜、彩浜、楓浜、たくさんの幸せをありがとう。みんなと過ごした、振り回されつつも何気ない日々が、私たちの宝物です。中国でおいしい竹をたくさん食べて、元気で過ごしてね」
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
さよならセレモニー「元気でいて」和歌山のパンダ“最後の姿”に涙…あす返還【報道ステーション】(2025年6月27日)
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