27日、和歌山県の「アドベンチャーワールド」でジャイアントパンダ4頭が最後の一般公開を迎えました。別れを惜しむファンたちに見送られた4頭は28日に中国に返還されます。
■多くのファンが涙 園長「元気に手を振って」
惜別の涙にあふれた、アドベンチャーワールド。「良浜」「結浜」「彩浜」「楓浜」、4頭のパンダとお別れの日です。
「(Q.最初にどこに行くんですか?)パンダです。いってきまーす」
「もうパンダ一直線です」
「かなり並ぶと思うので、どれくらい会えるかわからないけど、目いっぱい会いたいと思います」
最終観覧日の27日、パンダの姿を目に焼き付けようと、全国からファンが訪れました。
涙ぐむファンの先にはいつものように寝そべる姿が。最後の日まで“白浜の顔”としてファンを和ませました。
涙を見せていたこの女性、実は彩浜の名付け親(公募で当選)の森早矢香さん。
「(Q.パンダはどんな存在でしたか?)特に彩浜は、私名付け親で、特に思い入れがあって昔から家族で何度もアドベンチャーワールドに来て、パンダ4頭は、毎日にかけがえのない存在だった」
そして午後4時、歓送セレモニー。いよいよ本当のお別れです。
アドベンチャーワールド 今津孝二園長
「今回帰国する4頭を含めた、これまで関わってきた20頭のパンダたち、本当にありがとうと声をかけたいと思います」
「湿っぽくなるので嫌なんですけど、皆さんも、寂しい気持ちもあると思うんですが、中国で元気で過ごせるように、元気に手を振って『いってらっしゃい』と言っていただけるとうれしいです」
ファン
「会えてよかった」
「(Q.最後になんて声をかけましたか?)『元気でいて』って」
「今度はむこうで元気にやってほしい。むこうで赤ちゃんとか生まれたらこっちに帰ってきてほしい」
■観光関係者「現実を受け止めて…」
パンダを受け入れてから31年。アドベンチャーワールドがある和歌山県白浜町は、「パンダの町」として知られてきました。
鉄道の玄関口であるJR白浜駅前は多くのパンダが。さらに「JR特急くろしお」の車体もパンダ。
これまでパンダをモチーフにしたお菓子や雑貨を合わせて40種販売してきた山崎梅栄堂代表取締役・山崎充博さんはこのように話します。
「観光業と関係ないところで生活している人たちも『えっ』て。『寂しいね』っていう感じ」
パンダと二人三脚で歩んできたともいえる町ですが、現地の南紀白浜観光関係者の中からはこんな声が…。
「白浜の観光業態は非常に裾野の広い経済圏です」
白浜にはその名の通り、白く美しい「白良浜(しららはま)」をはじめ、自然・文化ともに豊かな観光資源が数多くあります。
さらに、東京から飛行機で1時間という距離もあり、リモートワーク中心のビジネスマンにも人気の土地です。
ホテル関係者は、現状も根強い富裕層や訪日客のリゾート需要などの割合が、今後大きくなるとみています。
「本当に観光一本で食べてる方々は、各自が工夫を凝らしてやっていますので、『現実を受け止めてやっていくしかないな』くらいにとどまっています」
(「グッド!モーニング」2025年6月28日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
4頭のパンダ、涙の別れ 和歌山で30年間二人三脚 観光の今後は「現実受け止めて…」【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2025年6月28日)
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