異例の土曜国会となった21日、ガソリン税の暫定税率を廃止する法案は自民党が採決に応じず、事実上の廃案となりました。野党からは怒りの声が上がっています。
■ガソリン減税法案“廃案” 自民採決を拒否
自民党 船橋利実参院議員
「7月1日に施行することが本当にできると考えておられるのでしょうか」
法案提出者
日本維新の会 青柳仁士政調会長
「できるという前提で法案を提出させていただいております」
減税分の代替財源について議論が及ぶと…。
船橋参院議員
「税収を1兆円恒久的に減税するということであれば、代替の財源を確保することが責任ある政治のあり方と考えます」
青柳政調会長
「恒久財源については、それは政府・与党の提案があるのであれば、そこはしっかり議論させていただきたいということを申し上げている。ご自身の党の責任がないという前提でお話しされると、話がかみ合わないのじゃないかなと思います」
船橋参院議員
「あなた方は提案者で私たちが質問する立場にいるのに、なんでいちいち私の発言に対して発言の機会ではないところであなた発言してるの。そもそもその態度がおかしいんじゃないですか」
折り合いがつかないまま、委員会は午後に入り、野党側は「物価高に苦しむ国民の生活を守るべきだ」として法案の採決を求めましたが、与党側は「審議が不十分だ」として拒否。そして…。
自民党 三宅参議院財政金融委員長
「本日はこれにて散会いたします」
突然の散会宣言に委員会は紛糾。
立憲民主党 柴慎一参院議員
「今後の委員会の運営を何も決めないまま散会を一方的に宣言するということに、強く抗議したいと申し上げました」
野党4党は、三宅委員長の解任決議案を提出しました。
国民民主党 上田清司参院議員
「委員長が職権で勝手に委員会を散会したというのは、議会人としては“不届き千万”。ルールを外したやり方です」
日本維新の会 高木かおり参院議員
「国民生活にとって大変重要な法案に対して,いきなりの散会ということ。我々も認められないということで解任決議案を出させていただきました」
ただ、参議院では与党が過半数を占めるため本会議では取り扱われませんでした。通常国会は事実上、閉幕し“ガソリン減税法案”も廃案となりました。
ではなぜ、野党は“ガソリン減税”にこだわるのでしょうか?
政治ジャーナリスト 青山和弘氏
「野党側は、減税か現金給付かというのが参議院選挙の最大の争点だと思っている。世論は、給付をするならガソリン税の暫定税率をやめてくれということを支持してくれるとふんでいる。自民・公明が参議院では過半数を持っているので、絶対に参議院で成立しないことは分かっている」
青山氏は、来たる参議院選挙では、自民・公明で過半数を死守することが大命題だといいます。
「もし参議院でも自公で過半数割れをすれば、石破総理大臣も退陣を余儀なくされる可能性が高い。政権を交代するか、もしくは大きく連立を組み替える必要が出てくる。私が今選挙情勢をつぶさに見ていくと、小泉コメ改革で支持率が上がっている状況。ただ関税交渉も引き延ばし引き延ばしになることに対する逆風がどうなのか。まだまだ情勢が変わる可能性はある」
(「グッド!モーニング」2025年6月22日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
ガソリン減税法案“廃案” 自民党は採決を拒否 野党からは怒りの声【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年6月22日)
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