立憲民主党の野田佳彦代表が内閣不信任決議案を提出しないことを決めました。「政治空白を作るべきではないと思った」と説明しています。
■関税対応や中東緊迫を理由に
立憲 野田代表
「内閣不信任案を提出して、政治空白を作ることを回避すべきだと判断した」
伝家の宝刀を抜くことは見送りました。
19日に行われた与野党の党首会談。野田代表は、日米首脳会談での関税交渉の進捗(しんちょく)状況を不信任案提出の判断材料の1つにする考えでした。
会談後、不信任案を提出するか問われるとこう答えました。
「もう1回メモを反芻(はんすう)しながらチェックしたいと思う」
「(Q.いつ決断するのか?)反芻してから決めます」
「(Q.あしたか?)反芻してから決めます」
その野田代表に不信任案提出を求める議員を集め、会合を開いたのが、重鎮・小沢一郎衆院議員(83)です。
「国民の生活が第一と、少なくとも私はそういう考え。今の自公政権は何を見ても、そういう基本的考えには外れている。だから不信任」
野田代表は党首会談から4時間後、日本維新の会・前原誠司共同代表、国民民主党・玉木雄一郎代表と相次いで会談を行い、不信任案提出を見送る方針を伝えました。
「大事な外交努力をしなければいけない時、そして危機管理上の問題もある時に、政治空白は作るべきではないと、私は総理大臣経験者として思った。したがって、内閣不信任案を提出して、政治空白を作ることを回避すべきだと判断」
アメリカとの関税交渉、そして緊迫する中東情勢を挙げ「政治空白を作るべきではない」と説明しました。
■野党バラバラ?小沢氏批判
維新と共産は…。
維新 前原共同代表
「私個人の意見として、総理経験者である野田代表が言ったことについては、非常に重みがあると感じている」
共産党 田村智子委員長
「不信任案を今回出さないということについては、私たちは適切な判断だと考えている」
不満をあらわにしたのは国民民主です。
国民民主 玉木代表
「正直申し上げて拍子抜けですね。もっとやっぱり野党第1党はしっかり対峙(たいじ)して、戦ってもらいたいなというのが、正直な気持ちだったが」
不信任案提出を求めた小沢議員はこう述べました。
「非常に残念に、遺憾に思う。国民が世間が納得するようなきちんとした論旨で、代表には説明してもらわないといけない」
■大義名分を失う?石破総理は…
野田代表の決断について、政治ジャーナリストの後藤謙次氏はこう指摘します。
「ここは勝負時ではないと、その勝負時でない見送りの理由として『政治空白』を作らないと言っただけ」
野田代表は不信任案提出のチャンスをことごとく潰されていたと指摘します。
「年金制度改革法も自民党が法案を提出して、双方(修正)合意して成立までいってしまったわけだから。いわば内閣不信任案を提出する大義名分を失われていた。もう一つは、森山幹事長を中心にした国会日程によって立憲民主党が追い込まれた。解散総選挙に追い込まれた時に、全くゆとりがない日程に追い込まれていた」
不信任案提出見送りを受け、石破茂総理大臣はこう述べました。
「野田代表がそういう説明をしたことは、報道で承知している。それを受けて、各党がどういう対応をするか、まだ具体的に承知していない」
(「グッド!モーニング」2025年6月20日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
不信任見送り「政治空白を回避」 立憲・野田代表が会見 関税対応や中東緊迫を理由に【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年6月20日)
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