命に関わる暑さとなりました。熱中症の疑いで搬送される人が急増し、群馬・埼玉・神奈川・静岡の各県で合わせて4人が亡くなりました。いずれも高齢者です。厳しい暑さは18日以降も続く見通しです。
■「暑すぎて…」水泳授業を前倒し
学生や多くの外国人観光客でにぎわう京都市内。あちこちに“日傘の花”が咲いています。
女性
「急に暑くなった感じ。冷たい飲み物ばかり飲んでます」
瓢箪屋の店主
「暑い。そんなもん絶対暑い。特にこの辺は石畳が多いでしょう。もう照り返しと…打ち水しようかと思うけど、打ち水したらサウナ状態になる」
近年厳しさを増す暑さへの対策は“夏ならでは”の教育現場でも。三重県尾鷲市にある小学校では、照りつける太陽のもと水泳の授業が行われました。この小学校では去年より3週間前倒し、今月2日にプール開きをしました。熱中症対策がその理由です。
尾鷲市立宮之上小学校 福山貴久校長
「昨年度、実施したなかで暑すぎて水泳指導ができない日があった。指導期間が限られているので、そこを何とかしたいということで」
夏本番となる7月以降はさらに厳しい暑さが見込まれるため、その時期にプールの使用を避けるのが狙いです。ただ、尾鷲市の17日の最高気温は32.2度。
尾鷲市立宮之上小学校 福山貴久校長
「(プール開きを)3週間早めて結論としては良かった。親御さんの意見なども含め、来年度より良い水泳指導ができるよう計画を立てたい」
■体温超え 関東で初の猛暑日
16日は西日本が中心だった厳しい暑さ。17日は東日本に広がりました。気温30度以上の真夏日は548地点。35度以上の猛暑日は65地点と、16日よりも大幅に増えています。17日一番の暑さとなったのは山梨県甲府市。最高気温38.2度は、平年より10度以上高い数字です。
女性
「なんか地面からも空からも焼かれているみたい。ワッフルみたいな。鉄板に挟まれているみたいな感じ」
男性
「車に戻って運転しようとしたら足がつっちゃって。水をだいぶ飲んでしばらく休んでいたら良くなった」
群馬県高崎市は午前10時前に35度を突破。関東で今年初の猛暑日となりました。群馬県民の“ソウルフード”焼きまんじゅうを出す店では…。
二代目だるま本店 北條秀人店主
「お客さんが混雑している時だと50度近い状態になります。焼き台は熱で焼きまんじゅうを焼くものですから。厨房(ちゅうぼう)はエアコンがないので、6月にこの暑さは異常です」
この暑さを乗り切るために始めたのは“猛暑サービス”。アイスクリームを乗せた『アイス焼きまんじゅう』と、さっぱりな味付けに仕上げた『冷製なっとう焼きそば』。セットで通常より安く販売しています。
関東はまだ梅雨明け前。埼玉県幸手市の公園では、色とりどりのアジサイ約1万株が見ごろを迎えています。『アジサイまつり』が行われている今の時期、1日約8000人が訪れるといいますが、暑さのためか17日の来園者は4000人ほど。厳しい暑さの影響は花にも出ています。
権現堂公園 吉田和弘園長
「お花はちょっと影響出ているのはどうしてもあります」
(Q.一部色が変わってしまっている)
「(見ごろが)終わりに近いんですけど、それに拍車をかけています。暑さが。暑すぎます。昨日今日と」
■10~90代まで 救急搬送相次ぐ
熱中症搬送も相次いでいます。埼玉県熊谷市の病院に運ばれてきたのは70代の男性。頭痛や手のしびれなどを訴えました。自宅ではエアコンをつけていなかったといいます。
医師
「エアコンはある?」
患者
「ある」
医師
「好きじゃない、冷えるのが?」
患者
「うん」
埼玉県内では17日午後4時時点で、76人が熱中症の疑いで搬送。そのうち4人が重症です。全国では500人以上が搬送されたほか、熱中症が原因とみられる死者も出ています。
埼玉県越谷市では、共同住宅の駐車場に止めていた軽自動車の中で、60代の女性が死亡。また、群馬県嬬恋村や神奈川県綾瀬市、静岡市でそれぞれ、畑で倒れていた高齢女性が亡くなっています。
■「命を守る」訪問看護の現場
こうした危険な暑さから命を守るために働いている人もいます。訪問看護サービスをしている女性は、高齢者の自宅を1軒ずつ回っています。17日は足立区に住む80代の女性の家に、熱中症になっていないか確認のため訪れました。
訪問看護師
「これからまだまだ暑くなるので、毎度のことですが、これ寝るまでになくしてくださいね。1日1本ね」
この女性はおととし、熱中症にかかったといいます。それ以降、熱中症には気をつけていますが…。
80代女性
(Q.飲んでねと言われないと飲まない)
「ないですね。ちゃんと助言してくれる人が、そばにある程度いてもらわないと。年齢が来ると無理ですよね」
訪問する看護師も暑さとの戦いです。17日は4軒を訪問。猛暑日一歩手前の暑さですが、全て自転車での移動です。日よけをつけたヘルメットの中に保冷剤を入れ、首にはネッククーラー。これらの対策に都から補助も出るといいます。
訪問看護師
「これから徐々に暑くなる予定だったんですけど、いきなりMAXに近い感じで来たので、怖いですよね」
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
“危険な暑さ”救急搬送相次ぎ…熱中症で死者も“体温超え”猛暑日65地点【報道ステーション】(2025年6月17日)
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