16日は一気に暑さのステージが上がりました。東京では今年2回目の真夏日となり、熱中症の疑いで搬送された人が140人を超えました。命にかかわる暑さへの備えが必要な時期の始まりとなりそうです。
■じめじめ『梅雨型熱中症』の怖さ
心配なのは、カンカン照りの日ではなくても起こってしまう『梅雨型熱中症』です。
救急隊員
「散歩中に動けなくなったところ通行人が…」
医師
「ここどこだか分かります?」
患者
「病院です」
搬送されたのは70代の男性。散歩中に体の力が抜けてしまったといいます。
患者
「倒れそうだったから、フェンスがあったからつかまろうと。フェンスまで体がいかなくて、おしりから倒れちゃった」
16日に熱中症の疑いで搬送されたのは全国で145人(午後9時点)。埼玉慈恵病院の藤永副院長によると、ジメジメとした蒸し暑さが続くこの時期は梅雨型熱中症の患者が多いといいます。
埼玉慈恵病院 藤永剛副院長
「梅雨型熱中症は地味に起こり始める。気付いた時には重症になっていることがある。朝起きたらまず水分を取る。食事も朝食をしっかり取るだけでも水分と塩分が入る」
■「カートも涼しい」ゴルフ場の猛暑対策
日差しを避けづらい屋外。飯能市のゴルフ場では、事業者への“対策の義務化”に伴い、ゴルフカートにクーラーを設置しました。最大で8時間動くバッテリーを使って5~26度の温度設定ができます。うれしいのは利用者だけではありません。
キャディー歴16年 伊藤美佳さん
「私は人より汗かきで、お客様に気を使わせるぐらい汗かくんですけど、クーラー(付き)に乗っている日は半分です」
ボールを追ってたくさん走るキャディーにとって、暑さ対策は必要不可欠です。ここでは全員がファン付きの作業服を着ています。さらに、普段雷が鳴った時に使用する避難小屋が体を冷やすスポットにもなっています。ここまで涼しさにこだわる理由は…。
武蔵丘ゴルフコース 松本健輔支配人
「私もゴルフ場に携わってから30年ほど経つが、ここ3~4年は特に夏の体感がかなり変わってきたかなと。キャディーの業務をしている社員のことも考えると、多少お金をかけても社員の安全、お客様の安全を考えて、踏み切って今回決断をした」
■本州で今年初のアラート発表
16日で一番暑かったのは愛媛県の西条市で、午後2時半過ぎに猛暑日となる36.5度を記録。同じ四国の徳島でも36.2度と猛暑日を記録しました。
男性
「蒸し暑いね。体からもう下着から何からびっしょり」
16日は全国で、真夏日は今年最多を更新する420地点。35度以上の猛暑日も22地点となりました。和歌山県や香川県には、今年初となる熱中症警戒アラートも発表されました。
大阪・関西万博の会場はミストが大人気。
福岡からの来場者
「迷惑かかりますから仲間に。倒れたら。コンビニとか自販機で買うだけ買って、のどが渇いたらすぐ飲む」
■データ管理で対策アップデート
富山市では稲作用の田んぼを拡張する工事の真っ最中。スタッフは腕に端末をつけて深部体温を常にチェック。一定のラインを超えると警告が出る仕組みです。
松原建設工事部 飛島栄寛主任
「(今まで)受け身の対応にとどまることが多かったので、感覚に頼るだけでなく、データに基づく管理にシフトすることが重要だと思い、毎年、熱中症対策に対してもアップデートを続けています」
ただ、16日の市内の最高気温は34度。前日から8.9度の上昇は体に堪えます。
男性
「湿気がすごい。心がどんどん暑くなっていくというか、芯から暑くなっていくような感じ」
専用のクーリングシェルターも用意し、安全を守っています。
16日夜は京都や名古屋などで熱帯夜となり、17日以降は関東でもさらに厳しい暑さとなる予想で、熱中症に注意が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
猛暑日が“今年最多”熱中症疑いで搬送140人超…本州で今年初のアラート発表【報道ステーション】(2025年6月16日)
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