アメリカの国立公園で4月に発見された生後2カ月の子グマが、施設で保護されスクスクと成長している。そんななか、飼育員のユニークな姿が話題となっている。
■「野生に戻す」飼育員の思い
ぬいぐるみと遊ぶのは、生後2カ月ほどとみられる「アメリカクロクマ」だ。
4月12日にカリフォルニア州の国立公園で発見された際、母グマを探しても見つからなかったことから保護施設で育てられることになったという。
サンディエゴ動物愛護協会 飼育員
「子グマは来た時、とても弱っていました」
子グマの部屋には、寂しがらないようにクマのぬいぐるみが置かれている。子グマと同じ大きさのぬいぐるみの他にも、大きなぬいぐるみ…と思ったら、動いた!
ぬいぐるみではなく、「着ぐるみを着た」飼育員なのだ。手袋に毛皮のコート、そしてクマのマスク。なぜ、この姿で飼育をするのか?
「子グマに私たちを人間ではなく、クマとして見てもらうことが、重要なのです」
クマは人に慣れてしまうと野生に戻れなくなる。
施設では過去5年間で4頭の子グマを保護したが、別のクマと一緒に育てるなど、できるだけ人と触れ合わせずに飼育してきた。
だが、今回保護された子グマは生後2カ月とみられ、本来なら母グマがつきっきりで世話をする時で、自分ではミルクを飲むことすらできない。
そこで考えられた方法が、クマの格好での「着ぐるみ飼育」だったのだ。
「これほど幼いクマが母親と離れて発見されるのはほとんどありません。子グマの世話ができるのは光栄ですが、大きな責任も伴います」
子グマは着ぐるみを着た飼育員と遊びたがることがあるが、極力避けているという。その代わり、常に近くにあるのがぬいぐるみだ。
アメリカクロクマは兄弟たちと遊びながら、木登りや餌(えさ)の取り方など生きる術を学ぶため、飼育員たちはぬいぐるみを使いながら、それらを子グマに教えているという。
「初めて虫を食べた時のことを覚えています。土を掘って、虫を取り出して食べました。本当にうれしかったです」
保護からほぼ2カ月が経ち、体重は4倍の4.5キロになった。1年後には野生に戻す予定だ。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年6月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
【ニュース】子グマを着ぐるみで育てる! 生後2カ月で保護…「野生に戻す」飼育員の思い 米国 #shorts
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