来月、沖縄北部に開業予定のテーマパーク『ジャングリア沖縄』。開業50日前の6日、報道関係者に向けて、その一部が公開されました。地元住民も期待を寄せるなか、新たな産業の“起爆剤”となるのでしょうか。
■沖縄北部産業の“起爆剤”に期待
沖縄北部にある世界遺産『やんばるの森』。その景色を望む場所に来月開業するのがジャングリア沖縄です。大自然を舞台にした大型テーマパークで、22のアトラクションなどを楽しむことができます。国内在住者と訪日客で入場料金が異なる“二重価格”を採用したことでも話題に。国や県の支援を受けることなく運営され、地元企業なども参加しています。そして、レストランの料理に使う食材の多くに県で取れたものを使うなど、沖縄の産業を盛り上げる起爆剤としても期待されています。
ただ、沖縄に集まる観光客は那覇などの南部に集中しているのが現状です。そのため、1人あたりの所得も北部の方が約88万円下回っています。また、人口も1970年と比べ、中南部は約1.7倍増えたのに対し、北部は横ばいの状態です。
仕掛け人の1人、森岡毅さん。経営危機にあったユニバーサルスタジオジャパンをわずか数年で再建した“再生請負人”はこう語っていました。
『刀』森岡毅CEO
「沖縄北部の貧困問題といわれる問題。子どもの進学率や世帯所得や失業率、様々な問題を抱えています。沖縄の南北問題を結果的に解決の方向に動かす変化の起点になれるかなと」
■観光需要増加に“期待と不安”
ジャングリア沖縄が開業する沖縄北部・今帰仁村では高齢化が進み、商店の後継者も少なく、村から離れる人も多いといいます。
今帰仁村観光協会 横澤一美事務局長
「行き先がジャングリアになると思う。今帰仁村に泊まってもらいたいですし、森と海とその間に集落があるこの景観とか、そのなかで色んな体験ができるコンテンツもある。この村に何かしら経済が回ると皆少しは望んでいると思う」
今帰仁村の隣、名護市のホテルでは…。
リエッタ中山 安里博樹社長
「ハワイと沖縄(観光客数)比較すると2018年が1000万人で同じだが、観光収入は半分に満たなかった。北部で1泊2泊してもらえれば、観光収入もハワイと並ぶか超えることができる。給与はジャングリアの影響で上がってきている。若い方々も北部にはまだまだたくさんいる。大きなテーマパークができると、新しい雇用、若い方も来てもらえる。ホテルを含めたグループで(従業員を)2割増やしたい」
ジャングリア沖縄は、隣接する3つの自治体にあるホテルをパートナーホテルとして提携。これまで日帰りで那覇まで戻る“素通り観光”になりがちだった北部に、プラス1泊する需要を生み出そうとしています。
地元の人は…。
40代女性
「子どものバイト先になるのかな。あわよくば私も働きたい」
30代男性
「渋滞とかどうなるのかな。ジャングリアだけ注目されるのでなく、名護市にもしっかり還元できるシステム・流れ・動線ができればwin-winになるのでは」
懸念されている渋滞への対策について、運営会社は、駐車場の整備や路線バスの運行など、市や住民に対策を説明しています。今後も交通対策への取り組みを進め、今月中にも最終的な説明会を開くことにしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
『ジャングリア沖縄』来月開業へ“再生請負人”の狙いは…沖縄北部の“起爆剤”に期待【報道ステーション】(2025年6月6日)
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