函館の初夏の風物詩・スルメイカの初競りが初めて中止となる異常な事態です。取れたのはわずか数匹と記録的な不漁に「イカの街」では衝撃が走っています。
■スルメイカ漁解禁も 史上初「初競り中止」
焼いても刺し身でも、おいしく食べられるスルメイカ。しかし、北の港から聞こえてきたのは漁師の悲鳴です。
「もう廃業だね。本当に廃業。やってられない。助けてちょうだい。本当に危機的だよ」
「こんなの初めてだよ。ゼロ。おもいっきり赤字だよ」
1日に北海道南部でスルメイカ漁が解禁されましたが、取れた船でも数匹という記録的な不漁でした。
イカが並ぶはずだった市場でも、史上初めて初競りが中止になりました。
函館魚市場 美ノ谷貴宏営業部長
「ゼロは初めてですね。寂しいですよ。6月、風物詩になっていますから、イカは」
■漁師悲鳴「今年もダメだった」 原因は…
特に函館は「イカの街」として知られていて、重要な観光資源にもなっています。
漁師
「特に函館の魚だから、イカは。(毎年)『今年こそは』『今年こそは』でも『今年もダメだった』という感じですね」
函館の市場でのスルメイカの取引量は、2008年をピークに年々減少。2018年以降は1000トンを割り込んでいます。
これまで経験したことのない不漁に漁師たちからは「しばらく漁を休む」という声も聞かれました。
「もう休業だね。しばらく休まなければならない」
「今週、休ませてもらうわ」
不漁の原因の一つと考えられるのが、黒潮の大蛇行による漁場の変化です。
気象庁は先月、およそ8年続いた黒潮の大蛇行に終息の兆しがあると発表しましたが…。
北海道大学 水産科学研究院 山村織生准教授
「黒潮大蛇行の影響が(今年から)弱まっているとすると、去年よりは多少、悪影響が弱まるのを期待していいと思います。マイナスの要因がゼロに戻ったというくらいで、なかなかプラスまで戻るのは、まだ難しいのかなと」
(「グッド!モーニング」2025年6月3日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
スルメイカ漁解禁もわずか数匹 史上初「初競り中止」 漁師悲鳴「今年もダメだった」【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2025年6月3日)
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