最後の国鉄型特急「やくも」の引退が迫り、多発する迷惑行為に地元が悲鳴を上げています。
■対策も…有効な手を打てず
根元から折られた標識に、路上に捨てられたゴミの山。立ち入り禁止の柵も壊されました。“不届き者”の姿も…。
これらはすべて、撮影を趣味とする鉄道ファン、いわゆる一部の「撮り鉄」による行為だとみられています。
鳥取・日野町役場 三好郁瑠主事
「リバイバルカラーといった限定色の『やくも』が運行して、6月までに運行が終了するので、『撮り鉄』の方が多く来ていただくことになった」
岡山と島根を結ぶ特急「やくも」。日本で最後まで残った、国鉄時代の車両で運行されている特急です。
しかし、4月からは新型車両が導入されることが決まっていて、国鉄型の車両を見ることができるのも残りわずか。沿線の撮影スポットには日を追うごとに「撮り鉄」の姿が増えているといいます。
三好主事
「来てくれるのは大変ありがたい。しかし、一部のマナーが悪いと、地域住民が不安を抱えることになる」
町は警察やJRと対策を協議しているほか、臨時の駐車場を設置したり、見回りを強化したりしていますが、有効な手は打てていません。
そこには、「撮り鉄」がこだわる“ある理由”がありました。
■「撮り鉄」こだわりの理由
フレームの中に美しく収められた特急「やくも」。この道30年の鉄道カメラマンが撮影した写真です。
一方、別の列車を撮った写真。桜も映り、きれいに見えますが、失敗例だといいます。
レイルマンフォトオフィス 山崎友也代表
「キロポスト(標識)がなければ、車両がもっときれいにというか、“車輪”“床下の機械”とかちゃんと写るんで、邪魔だなと思うことはありますよ。(標識は)もうあるもの、仕方ない。(標識は)ありながら、いかにきれいにするかが技術だと思う」
鉄道写真には「美しい」とされる構図があり、電柱などの障害物が入らず、列車の編成すべてが写真に納まるのが理想。しかし、そんな理想の写真を撮れるスポットはごくわずかで、結果、一部の撮り鉄が迷惑行為に及んでいるのです。
山崎代表
「それは趣味の世界じゃなくて、犯罪なんで。全然、別の問題として捉えてもいいんじゃないかな」
(「グッド!モーニング」2024年3月15日放送分より)
#shorts 名物特急「やくも」引退 “撮り鉄”続々…「こだわりの構図」迷惑行為も 地元は悲鳴
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