高校バスケ日本一をかけた戦い『SoftBank ウインターカップ 2021』。3年間の集大成となる全国大会に人一倍強い思いで臨む選手がいます。開志国際高校3年・内田貴斗くん。
去年のウインターカップ、2年生でただ一人、スターティングメンバーに入りました。買われていたのは、鮮やかなスリーポイントシュート。内田くんの活躍もあり、順調に2回戦を突破。ところが、ここで予期せぬ事態が起こります。1回戦の相手チームの関係者が新型コロナに感染。「濃厚接触者の可能性がある」と判断された内田くんたちは途中棄権を余儀なくされました。
指揮を取る富樫監督は、当時、選手にかける言葉が見つからなかったといいます。
富樫英樹監督:「正直、思い出したくないといのうが本音だけど、泣き崩れて無言という感じだった」
思わぬ形で大会が終了。先輩たちがいなくなり、内田くんはキャプテンを任されました。
内田貴斗くん:「(先輩から)『俺たちの分まで頑張れよ』みたいな感じで言われて、嬉しかった半面ちょっと辛かった」
先月の県予選。シュートチャンスに内田くんですが、なかなかシュートを打ちません。去年とはまるで異なる姿です。
内田貴斗くん:「キャプテンとして、色々なことを指示を出したり、考えないといけない部分が増えてきたので、それで3ポイントでも迷いが出てきた」
チームがウインターカップ出場を決める一方、内田くんは周囲のことを考えるあまり、自分らしいプレーができずにいました。
内田貴斗くん:「自信の問題だと思う。迷ったりして自分のシュート打ててない」
12日は練習試合が組まれていました。内田くんにとって、大事な実戦の場です。すると、そこに去年の3年生が現れました。ウインターカップ直前の後輩のために、各地から駆けつけてくれました。当時のキャプテン・小畠一真さんは、試合開始直前、内田くんに声をかけました。
内田貴斗くん:「『思いっきり打てば大丈夫だよ。確率もそこまで気にせずに打って行けよ』ということを言われて、ちょっと楽な気持ち」
試合が始まると、さらに、先輩たち自ら相手チームに特別参加。今度は直接、後輩に胸を貸します。1年ぶりに立つ、先輩たちと同じコート。
内田貴斗くん:「懐かしい気持ちになった。去年一緒にやってた気持ちがフラッシュバックしたりして」
すると内田くんに、変化が出ます。果敢にシュートを放ちます。そして、3ポイントシュート決めます。さらに、ゴール前があいていても、あえて立ち止まり、強気のスリー。先輩の目の前で、自信に満ち溢れた内田くん本来の姿が戻ってきました。
内田貴斗くん:「先輩方来てもらってアドバイスしてもらって、ちょっと吹っ切れたかなっていう感じがある」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
開志国際高校・内田貴斗くん 思い受け継ぎ夢舞台へ(2021年12月17日)
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